気難しい先輩とオレの相性について (Page 6)
限界だったオレは、そのままガンガンと彼に腰を打ち付ける。
ぱん!ぱん!ぱん!
「ぁっ!ぁあン!ぁンっ!」
やばい、やばい、とまらない…!
強い興奮の中で、オレはもう自分をコントロールできなくなっていた。
「ぁあンっ!ぁあンっ!ぁああン!!」
なんて、気持ちいいんだろう。
こんなに気持ちがいいセックスは初めてだった。
オレは、彼の中に自身をぶちまけることしか考えられなくて、必死に腰を打ち付け続けた。
肌がぶつかり合う音と、彼のあられもない声が浴室に響く。
「ぁあンっ!ぁあンっ!きもちぃっ!ぁあああン!」
「早川っ、さんっ!」
「きもちっ!ぁああっ!すぎのっ、しゅごいっ!!んぁああっ!!」
「は、やば、きもちっ、っ」
「すぎのっ、すぎのっ、まって、まってぇ、いっちゃう、いっちゃうっ、ぁあンっ!」
「はやかわさんっ、オレもっ、いくっ、いくっ」
「あっあっあっあっ、しゅごっ、まってっ、しんじゃうっ、ゃあっ、んぁああああっ!」
「…っ!!」
ごぷ。と、彼の中に、オレの熱が注がれる。
一滴も外に出したくなくて、オレはそのまましばらく彼の中でゆるゆると中心を出し入れした。
彼の体がびくびくと小刻みに痙攣する。
あまりにも可愛くて、オレはそのまま、早川さんの背中を抱きしめた。
*****
「杉野」
「はい」
さすがに怒られる、と思った。
いくら早川さんのほうから誘って来たのだとしても、中に出していいとは言われていない。
あの後、彼の中から止めどなく溢れてくるオレの精液を始末するのが大変だった。
しかもそのうちにオレはまた元気になってしまって、
「あの…」
と彼のお尻に腰を擦り付けてしまったのだ。
しかし、彼の反応は予想外のものだった。
「…いいけど、さっきみたいに乱暴にしたら、ぶん殴るから」
え、と思って顔を上げると、そこには頬を赤く染めてオレを上目遣いで見る、とんでもなくカワイイ先輩がいた。
Fin.
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