飼育員さんは嫌われてる!?
飼育員さんのお仕事は動物さんたちのお世話をすること。もちろん、下の世話も…ね。飼育員の田中は就職して数十年、ベテランと呼ばれる年頃だ。今日は素直じゃない虎のティガくんのお世話。彼の素直じゃない理由は何故なのか…。
俺は田中。
ケモノという遺伝子の変化によって生まれた人型の動物のお世話をする飼育員の一人だ。
もちろん、シモの世話も含めて。
この仕事は割りがいいためにかれこれ数十年。後輩もかなりできて、慕われるようにさえなってきた。
「さてと、今日は誰だっけ…っと」
俺、飼育員の田中はだらりとシフト表を見れば、今日の担当は「ティガくん」とのこと。
「あいつかよ…」
あいつは他のやつの記録を見ると、素直だとか素行に問題なしとか書かれているのに俺のときに限って、危険行動などが見られる。
「っ、めんどくせぇ」
あいつは虎の獣人、ケモノであるがために牙も鋭いし爪も危ないし、とにかく粗暴だ。
小さくため息をついて、好物の肉類をお供に俺は彼の部屋へと向かった。
*****
「よぉ、今日の担当だ」
「あァん?なんだテメェかよ」
ッチ、と舌打ちをして軽く毛を逆立てる。
「なんでティガくんは俺のときだけご機嫌ナナメかねぇ…」
やれやれとため息をつき、俺は彼の好みの肉をやる。
あいつは背中を向けながら、バリバリと肉屋を貪り食べる。
「いつかオメェも絶対食う」
「冗談でもやめてくれや」
俺がため息をついてそういうと、ティガくんは反り立った大きなモノを俺に見せつける。
「やれよ」
さて、仕事と行こうか。
*****
「っ、んっ、は、ぁっはあっ」
こいつはくすぐられるのがとにかく弱いらしく、いつもくすぐりながらアナルをいじくり回す、というのがテンプレだった。
こいつはモノをいじられるのも好きなのだが、いじめたくなるのでわざとモノはいじらない。
代わりにちょっとマニア向けな方法で攻めるのが俺のやり方ってわけだ。
フェラだけじゃあ、これからの時代やっていけない。大切なのは技術開拓ってわけだ。
「ひゃ、めろ!くすぐっ、てぇ、だろ!」
その表情はまるでメスのように真っ赤に染まっており、いつもの反抗期みたいなティガくんとはまるでもって大違い。
(こいつ、この時だけは素直なのよな…)
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