飼育員さんは嫌われてる!? (Page 2)
そこに今回は、タカのファルコくんからもらってきたふわっふわの鳥の羽を使うことにした。
「そら、脇の下、丸見えだぞ?」
こしょこしょ、と大きな羽で彼の脇の下を撫でるように触ると、「っふわぁっ、あっああああっ、ひゃ、やめ、きもち、いいっ!」とそれこそメスみてえな声を出す。
「なんだよその声、そろそろフィニッシュさせてやるよ!」
俺も少しイジメたい気持ちに火がついて、羽で全身をくすぐりながら、彼の反りたったモノを舐め上げる。
じゅるり、と竿を舐め上げるように舌をなぞらせる。
次に猫ちゃん特有の立派なタマをぱくり、と口に含みべろべろとキャンディーを舐めるみたいに頬張る。
これがあいつの弱いところだ。
「っ、りゃ、やめ、で、でちゃう…ッ!」
可愛らしい声ともに、口の中に大量の性液が流れ込む。
口の端から一部ぽたりと垂れたモノを回収したはいいが、それ以外はそのまま飲み込んでしまった。
「っ、オイ!大丈夫か!」
いきなり心配そうに俺の背中を強くティガは叩く。性液の一部が口の中から溢れ出す。
「…まあ、慣れてるから平気よ。ありがと」
「お前のためじゃねぇってんだろ」
ぷい、と顔を背けるこいつに別れを告げて俺は部屋を後にした。
(相変わらずあいつは疲れる…今日はもう上がって日誌は後にするか)
俺はとっとと作業着から着替えて、激安中華チェーン店のある方向へと歩みを進める。
*****
彼がいなくなってから、後輩が二人話していた。
「ティガくんまた言えなかったかー」
「彼不器用だからな」
「いい加減素直になればいいのになぁ」
「田中さんも独身だし、ティガくん可愛いところもあるから絶対いけるって」
そんな噂話は、彼の耳には届かない――。
Fin.
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