かごめかごめ
私はとある男に拾われ、洞窟の中に作られた檻の中で飼われている。親のない私に「雲雀」と名をつけ、彼は仕事終わりに自らの溜まったものをはらしにやって来た。そうして今夜も彼はやってくる。ご主人様の溜まったものを晴らすために、私は今日も使われるのである。
かごめかごめ、籠の中の鳥は。
私はこの檻の中に囚われ続けている。
すべては私を所有するものの心を満たすために。
天井を見上げれば灯り一つ灯されることのない暗い洞窟の天井が広がっている。
後ろを見れば細い体の自分には破ることもできない岩壁。
手前には、頑丈な木の檻。
「やあ、お邪魔しますね」
いつものようにすべの仕事を終えると彼はここにやってくる。
僕は舌を切られた鳥のように何も語らず、彼を見た。
「雲雀、僕ですよ」
ご主人様は名もなき私を拾い、雲雀と鳥の名前をつけた。
こうやって自分に捉えられている光景が、まるで雛(ひな)鳥を捕らえるための檻のようだからだろう。
「さあ、今日も僕を慰めてくださいね」
*****
「まずは僕のものを舐めておくれ」
彼は自分のものが舐められているのを上から見るのが好きだった。
自らの所有欲を満たせるからだろう。僕はいつものように彼のものを口に含み、竿をなぞるように舐めて、玉をそのまま飴(あめ)を舐めるように優しく舌で転がす。
「ああ、やっと上手くなってきたね」
上手くならざるを得なかった。彼が拳を振るうから。
「もっと、激しく、っ…!そう、そうだ」
私はその後、ご主人様のものを口いっぱいに含む。ご主人様、と呼ぶのは私がこの男の名前を知らないからだ。いや、囚われて間もなく聞いても教えてくれることはなかった。
じゅぽ、じゅぽと嫌らしい音を立てながら私は彼のものをとにかく舐め続けた。
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