かごめかごめ (Page 2)
「じゃあ、僕からご褒美をあげましょう」
彼はそういうと突然、私の細い腕に激しい口付けをしてきた。軽く歯を立てるようなキス。
「ああ、細い腕だ。白くて美しい、僕の小鳥」
口づけを離せば、赤い跡がついている。
「所有の証をあげる」
そのまま、彼は私のもはやボロ布に近い服を脱がせると、こう言った。
「今日はね、新しいものを持ってきたんだ」
手に持っていたのは木の棒状のもので、布が巻かれている。彼は嬉しそうに「玩具」と言って笑っていた。
「今日は君が絶頂する姿を見せてくれ」
そういうと、彼はそれを解れた大切なところへずぷり、と挿入した。
「っ…あっ、あああっ!」
痛さとこの男に弄られ続けたために感じるようになった快感が脳内を支配する。
「腰を振るんだ。僕が君のものを舐めてあげる」
私はどうすることもできず、腰を振る。
すでに私の体は彼という男に汚染されており、入るだけで腰を振ってしまう。
「っあっ、あ、あっ、痛…でも、きもち、いいっ…!」
どうして、わからない。
そんな様子を見て彼は満足そうに私ものをしゃぶっている。
それは素直なまでに反り立ち、私の脳内は真っ白になる。
「あ…ああっ、やめて、やめてくれ、気持ちいいっ!だ、だめだ、また、出してしまう、から、ああっ、ああ!」
「僕の口におくれよ」
私はもう耐えられなかった。全身に走る快楽、痛みに勝る気持ちよさ。
この男の愉悦とした目を見たいと思ってしまうのは、何故なのだろうか。
「ああ、僕の小鳥。かわいいね」
一瞬だけ彼は優しく笑い、口付けをした。
ああ――私の頭の中は真っ白になり、そのまま私は彼の口の中にすべを出した。
「ふふ、君はどこまでついてくるかな」
彼は絶頂でそのまま意識を失った雲雀の頭をそっと撫でる。
その顔には、愛ではなく、まるで自分の愛玩動物を見ているかのような様子が見えた。
Fin.
最近のコメント