きみはペット!? (Page 3)
「えっ!ちょっと、お前ケンタなの!?」
「はい!」
よく見れば首には俺が子供の時に小遣いをはたいて買ってあげた首輪をつけている。
「あ、いや、そうだったのか…」
「待てと言われたので待ちました」
なるほどな、と俺はぽんと手をたたいた。
「よし、ただし舐めるのはだめ」
「わーい!」
重たい体が俺にのしかかってきたが、コイツの気持ちがわかって、嬉しくなった。
「ところで、いつ戻るの?」
ケンタはその言葉に、犬独特のぽかんと口を開けた表情で首を傾けた。
Fin.
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