隣、あいてますよ! (Page 6)

「ひゃっああぁんっ!なんか、へんっ!やだっ、とめって!」
 みつけ出した陽介の前立腺を、グイグイと刺激して無遠慮に指をかき回す。身体の奥の方からかつてない快感が生み出され、直結しているペニスも再び頭をもたげている。快感と恥ずかしさにいたたまれず、陽介は両手で真っ赤になった顔を隠した。
「やだっ、もうはずかしっ、こ、こわっい、んっあん、ひっん」
「俺しか見てないよ、大丈夫。怖くない、もっと気持ちよくなるだけだよ?」
 リョウはそういうと、空いていた手をまたペニス添えて陰茎を扱き、3本に増やされた後ろの指は、抉るように前立腺を攻め立てる。後ろと前と同時に刺激を与えられて、陽介はひとたまりもなく2度目の精を放った。それでもリョウの指は止まらない。
「ひっぅん、はぁっ、あんっ、あっ、ひゃんん!」 
「すごい、よーちゃん上手。ほら気持ちいいだけでしょ?」
 ほら、と繰り返しながら中を弄る手は休めることなかった。
「はっ、すご、く…きもっち、いいんっあっそこっ、あんっ」
 快楽に溶かされた陽介は、先程までの様子が嘘のように貪欲に快楽を求めはじめた。下で咥えた3本の指に柔らかく吸い付くようにうごめき、いやらしい音を立てている。何より、トロントした顔で視線を泳がせる様子はリョウがこれまで見たことのない表情だった。
「もう、そんな顔して…最後までするつもりなかったのに!よーちゃん、かわいすぎるよ…!」
 すべてを脱ぎ捨てたリョウは、腹につくほどに反り返ったペニスを陽介の後ろに納めようと身を寄せた。
「ま、まってリョウ君」
「やだ、もう待たないよ?」
「ちがくて……いっしょに、気持ちよく、なるんでしょ?僕にも、させてよ」
「そ、そんなよーちゃん、無理してない?」
「僕が、したいんだ…」
 四つん這いになった陽介は、おずおずとリョウのペニスに手を伸ばし、されたことと同じようにやってみせた。リョウのペニスは陽介よりも遥かに大きく、初めて他人の勃起したモノに触れるのに、リョウのものであれば全く嫌悪感はなかった。自分の痴態でこんなにも大きくさせているのに、むしろ喜びを感じていた。
 そっと口を寄せると、舌先で先端の先走りをすくい取り、張り出た亀頭を頬張った。ゆっくりと口内に陰茎をふくむと、大きなペニスは陽介の口いっぱいになったが、それでも懸命に舌をはわせた。そんな稚拙な舌使いでも、自分の股間に陽介が顔を埋める姿が視界にあるだけで、リョウにとっては十分だった。
「よーちゃんっ、もう、くちはなして?」
「……気持ちよくなかった?」
「すっごい、よかったよ!でも最初はやっぱりこっちがいい」
 あぐらをかいたリョウの上に抱き寄せられた陽介は、これから起こることを察し、しっかりとリョウの首に腕を絡ませて、しがみついた。

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