浮気なアイツをこらしめたい (Page 3)
「この前、悟さんの家の近くを通った時、他の人と部屋に入ってくの見ちゃって…。後から池谷さんだったってわかったんですけど。それで、遊ばれてたんだって…」
「あんまり守山が落ち込んでるから話聞いてやったらさ、そんなこというじゃない?うちの期待の新人がさ」
「あぅっ、ちょっ、んっ…ふぁっ、はぁっんんっ」
下から広樹に突き上げられ、前からは考司にペニスを口淫され、堪らない刺激に悟は嬌声をあげる。形のよい広瀬のペニスは余すところなく悟のアナルを塞ぎ、前立腺を擦り上げる。考司の肉厚な舌が、陰茎にねっとりと絡みつき、いやらしい音を立て喉の奥で亀頭を吸い上げる。濃厚な考司の舌技に悟は腰が砕けそうだ。
「あっ、もうっイクっ、いっちゃぅっ、あん、あ、はぁあっ!!」
前後からの味わったことのない快楽に、悟はあっけなく絶頂を迎えた。
「…っつ、すごい締まるっ!サトル、感じすぎちゃってる?」
「あっ、だって、こん、なっあんっ、あ、ちょっと、いまさわんない、でぇっあっ!」
広樹は、後ろから悟の乳首をカリカリと爪で優しく擦る。ささやかな刺激が大きな快感となって、達したばかりの敏感な身体を苛(さいな)んだ。考司は放たれた精液を、一滴残らず舐めとるように丁寧に舌を絡ませているので、あっという間に悟のペニスは硬くなる。
「サトルが浮気してるのは、ずっと前から知ってたんだ。ちょっとはお互い様だしね?でも、守山の話聞いてたら、なんと相手サトルじゃない!」
「あっ、ひんっ、あっ、いたっ!やだっひっ、ぱんないっで、あんっ」
つまむように今度は引っ張ったり捏ね回したり、悟の乳首はあっという間に形を変え赤くなっていく。
腕を遮ろうにも、脱ぎ損なったワイシャツが絡みつき、思うように動かせなかった。
「まさか、悟さんが、尊敬する先輩の彼氏だったなんて…ショックでした」
ようやく、顔を上げた考司は手についた精液を舐めながらも、眉毛を八の字に垂らし悲しげな様子だった。
「で、もうこれは、こらしめるしかないねってさっ!」
「あぁっ!ちょっと、あんっ、もう、ちょっとやさ、っしくっ、あっあぁっ!」
激しく突き上げられると、奥の方で広樹がはぜるのを感じた。熱い感覚がじんわりと悟の深いところを満たしていく。
しかしそんな余韻を楽しむ間もなく、そのまま横倒しにベッドの上に打ち上げられ、くるりと仰向けにひっくり返された悟に、もはや退路はありもしなかった。
「悟さん、覚悟はいいですか?」
いいわけはなかったが、悟は恐怖より訪れる狂乱の予感に身を震わせた。
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