3月は別れと出会いの季節です (Page 3)
そうしてやってきたのが、今目の前にいる男だ。
タケシは写真で見るより実物はずっとたくましく、かっこよかった。
不機嫌なのかと思うほど口数は少なく、低い声で最低限のことしか話さない。
よくこれでこの仕事をやろうと思ったものだ。
しかし、緊張している様子だったので俺がリードしてやろうと思い、「なんて呼んだらいいですか?」と聞かれて、思わず「先輩と呼んでくれ」といってしまった。
一緒に風呂に入って、お互いの体を見せ合いながら洗い合った。
俺よりも10cmほど高いタケシに後ろから抱きしめられ、乳首や股間を掠める優しいタッチでなでられるように洗われているうちに、少しずつ快感に体が芽吹いていく。
ベッドの上で感じたボディーソープではないタケシの香りは、懐かしい記憶を刺激する気がして、
「先輩」
タケシにそういわれるたび、なんだか泣きたい気持ちになった。
タケシの顔を跨がされて、ローションをまとったタケシの指が、俺の後ろに突っ込まれる。
2本の長い指がじゅぷじゅぷと抜き差しされる度、腰の奥に快感が積み重なり、腰が揺れるのを止められない。
目の前にそびえ立つタケシのペニスはそこそこな大きさで、俺は夢中になってしゃぶりついていた。
「タケシ、おっきいんだな、すごい…かっこいい」
「先輩、俺もすごい、気持ちいいです…っ」
喉を突く長さで、息苦しささえ快感になる。にじみ出る先走りの汁も、味わい尽くした。
仕事は初めてとはいっていたが、経験はたくさん積んでいるのだろう。
絶妙なテクニックで、タケシも器用に俺のペニスに舌を這わせながら、確実に絶頂へとおいやってくる。
「あ、っもう俺、出そうっだ!あっいくっ」
「先輩、いいよ、イッて?」
ほどなく射精した俺の精液は、タケシの腹を汚したが、タケシは達することはなかった。
「後ろっ、入れていいですか?」
「あっ、ちょっと待って…まだイッてるっあっ、あんっ待ってぇっ!」
覆い被さってきたタケシは、そのまま背後から俺のアナルにペニスを突き入れた。
指で十分に解されていたにも関わらず、タケシのペニスは長く奥まで突き刺さり、息が止まりそうなほどの刺激が体を貫いた。
「あぁぁっ!ひっ、ま、まてって、っんぁ!あっ、んっく…う、動かない、でっ!!」
背中にピッタリとくっついたまま、タケシは動きを止めた。
耳元に感じる息遣いと、体を満たす他人の拍動が熱い。
急な挿入が体に馴染む頃、快感に肌は汗ばみ、再びペニスは力を取り戻していた。
しばらくして、緩い抽挿がはじまった。ゆっくりでも後口をいっぱいにするタケシのペニスは、余すところなく性感帯を擦りあげる。
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