初恋~可愛い後輩の秘密~ (Page 4)
「なぎ…と…もしかして…それを…」
「入れるよ?もう、我慢できないからね」
抵抗しようとしたが、どうしても体がうずいて仕方がない。尻穴を責められた快感と男根を責められた快感が中途半端で頭がおかしくなりそうなのだ。
「入れたら…気持ちよくなれるか?」
「そうくんのも愛撫してあげるから気持ちよくなるよ?」
凪人の甘美なささやきに、俺はあらがうことをやめた。
「…きてくれ…」
「うん…」
ゆっくりと、凪人は男根の先を俺の尻穴になじませゆっくりと入ってきた。
「ぅぁ…んんっ…」
「…痛い?」
「きつい…」
なじませてくれたので、多少痛みはあるが、はじめてなので腸壁がえぐられるくらいの圧迫感を感じる。
「きっつ…こうしたら、少しは楽になるよ…」
凪人は俺の男根をさすりはじめる。快感が高まり、痛みや圧迫感が少しずつやわらいでくる。
「んはっ…ぁっ…んふっ…」
「あっ…そんな…締め付けちゃ…ごめん…我慢できない…」
慣れるまで待ってくれていた凪人の腰が動き始める。男根の快感から前立腺を刺激する快感に変わる。
「はんっ…ぁんっ!…んふっ…」
「そうくん…気持ちいい…そうくん…」
「なぎ…と…。俺…もう…んあっ!」
「そうくん…!一緒にっ…!」
その瞬間、凪人と俺はともに果てた。お腹の中が少し生暖かいのは変な感じだが、目の前にある凪人の顔は満足そうな表情をしていた。
「そうくんのはじめて…もらっちゃった」
「お前な…俺は一応上司なんだぞ?」
「だけど、初恋の相手なんでしょ?」
それをいわれると言葉に詰まってしまう。
「だけど、お見合いどうするの?やっぱり部長命令だから行くの?」
「一応は行ってみるけど、心配するな」
不安そうな顔をする凪人に、俺は一つ提案をした。それを聞いた凪人は満面の笑顔を浮かべ抱きついた。
一か月後、お見合いはしたが破談となった。あちらも、親に話していないが恋人がいること、知らない間にお見合い話が進められていたことを当日伝えられた。
「先輩。お見合い破談になってよかったですね」
「綾瀬、お前が一番ほっとしてるんじゃないのか?」
「そんなことないですよ。あっ、時間だ!仕事に戻りますね!」
いつもの笑顔で俺に話しかけ、休憩室から出ていった。1人になった俺は、そっとネクタイを撫でた。
そのネクタイは、凪人を受け入れたときに交換したネクタイだ。会えるときに、交換したネクタイをつけるといういうのが秘密の合図になっている。
きょうも、お互い交換したネクタイをつけていた。仕事が終わって会える喜びを噛みしめ、俺も仕事に戻った。
Fin.
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