陰キャな部下は隠れビッチ!今日も俺の下で欲しがっている
橋部は会社で目立たない、野暮ったい外見で、よく失敗をする人間だ。今日も主任の柿原に会議後残るように言われ、周囲はまた説教かと笑いあう。しかし二人が向かったのはホテルで、部屋に入った途端橋部の様子が一変した。
会議が終了し、各々会議室を退室していく。
「橋部は残ってくれ」
また説教?と女性陣が小声で言い合う。その声は呆れたように笑っている。
声の主である会議を進行していた柿原は橋部へ視線を投げた。
一番離れた場所に座っているのが橋部だ。
スーツをきっちりと着込んでいるが、髪は無造作で、前髪なんて長く野暮ったく、分厚い眼鏡にかかるほど。
橋部は小柄な体を縮め、怯えたように返事をした。
*****
柿原は橋部と共に会社から二駅離れたホテルに足を運んでいた。
後ろにいる橋部は終始無言だった。
受付でチェックインをし、カードキーを受け取る。
同じようなスーツ姿の客と入れ違うように、エレベーターに乗り込んだ。
エレベーターをおりてすぐ部屋番号が目に入った。
カードキーをかざし解除して、先に部屋に入る。
ドアが自動ロックされた音を背後に、振り向こうとし、いきなり壁に体を押しつけられた。
勢いのあまり後頭部を打つ。乱暴なことが可能なのは一人しかいない。
文句を言おうにも荒々しく唇を塞がれ、非難する間もなかった。
「ふっ…、んんっ」
壁に縫いつけるように肩を押さえた橋部は、角度を変えながら口づけを続けた。
唾液をたっぷりと含ませた舌を絡ませる。
橋部は身長が頭一つ分低く、長い前髪から顔が現れていた。
ずれた眼鏡の下にある瞳は閉じられている。頬は上気していた。
されるがままだった柿原は、口腔内を好き勝手動き回る橋部の舌を絡めて取ると、強く吸った。
橋部は伏せたまつ毛をびくびくと震えさせる。頬に手を添え、距離を取るように唇を離した。
「あっ…」
「こら」
残念そうな声を上げる橋部を小さく叱る。言葉だけだ。
橋部はすぐに足元に膝をつくと、柿原のベルトを外しにかかった。
「ください…」
「今日はどうしたんだ?」
腰付近でもぞもぞと動く黒髪を撫でた。
この先を想像してか指先が震え、やっと前をくつろげた橋部は期待から唾を飲み込んでいた。
指先を滑らせ柿原の陰茎を取り出した。
両手で優しく包むと、鈴口に唇をつけた。
入口を広げるよう舌先でつつき、丁寧に全体を舐め始めた。
根元から裏筋を舐め上げ鈴口にキスをする。
熱い吐息をこぼし膨らみだした陰茎をほうばった。
擦りながら射精を促される。熱い咥内で舐められながら、甘噛みされ勃つ。
腰を前後に動かす。橋部は唾液を垂れ流しながら懸命に奉仕している。
射精の兆しに咽頭を狙い、腰を押しつけた。
くぐもった声を漏らし、腔内から白濁にまみれた陰茎を取り出した。
橋部は自分の口に指を入れると、白濁をまとわせた指を後ろへ移動させる。
「うんっ…、ん」
後ろをほぐし始めた橋部に、前を直した柿原は腕を引っ張る。
「こんなところで始めるな。ベッドに行こう」
「はい…」
橋部はしぶしぶと立ち上がった。
ベッドに仰向けになった橋部は、恥ずかしがる様子もなく、大きく脚を開いた。
うっとりとした表情で、後ろに指を入れた。
吐息をこぼし、水音をさせながらほぐし懇願するように見上げた。
「はやくください…!」
会議室での怯えた姿は今はない。
ネクタイを外していた柿原は、初めて肌を重ねた日を思い出した。
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