初体験は玩具でした (Page 4)

「いきたい」

「はい」

「い、いかせ…ぅん、イかせて」

「いいですよ」

「あん、もっとつよく」

「強く？」

「押して、ぁ、あぐ、ぁああああああ！」

強く前立腺を押し上げられ絶叫し、全身を跳ねさせながら桜井は果てた。

脱力しベッドにうつぶせになった。

シーツに擦れた刺激に全身が余韻のようにガタガタと震える。

「ふふっよくできました」

嬉しそうなテルの声に返事もできず、必死に息を整える。

初め感じていた申し訳ない気持ちは、すっかりどこかにいってしまった。

「ンぁ」

「どうします？延長しますか？」

テルが身を寄せ、耳に吐息を吹き込む。

中に挿入されたままの玩具を動かされ、前立腺に擦りつかれる。

「ぅあん」

「今度は前を触りながらイかせてあげますよ」

「ひゅぅ、ん、ぅ」

「どうします？」

明るい笑顔が妖しく、獲物を狙うかのように瞳が光っているように見えた。

桜井は汗と唾液まみれの顔で頷くことしかできなかった。

Fin.