史上最高のバースデーパーティー ~ハタチは特別一生モノ!~ (Page 3)

尻もちをついた兄に馬乗りに圧し掛かる体勢になって見下ろしながら将也の瞳は緊張と昂ぶりで微かに潤んで揺れている。

「将也…俺は…」

固唾を呑んで将也を見上げる友哉の頬は赤く染まり、言葉が上手く紡げない。

そんな兄の様子をじっと見詰めたままで待っている。

「…本当に、いいんだな?」

真剣な顔で将也の頬へ大きな手を伸ばしてそっと撫でる。

その言葉にぱぁっと明るくなった将也の顔はやはり天使に見える。

「兄ちゃん、大好きだよ」

覆い被さるようにして唇を重ねた。

「んっ…ん、んぅ!?」

予想だにしなかったのは友哉の方で。

まさか、将也が咥内へ舌を侵入させてくるとは思っていなかった。

いつの間にこんな事を覚えたのか、軽い嫉妬すら覚えた。

「ん…兄ちゃん…好き」

甘ったるい声で告げながら何度も唇を吸い、舌を無理矢理絡めていくと、友哉もそれに応えてくる。

やはり、兄は昔からモテていたし、経験くらいあるだろうと思えば、少し胸が痛んだ。

「んっ…ふ…ま、さや…」

僅かに蕩けてきたように弟の名前を呼ぶ。

「…兄ちゃん…んっ、好きだよ…」

囁きながらそっと、エプロン越しに胸元をまさぐる。

「あ…将也…?」

違和感を覚えて友哉は片眉を寄せる。

「何?」

きょとんとして上目遣いに見上げてくる将也に意を決して問いかける。

「…まさか、お前、抱く方?」

「そうだけど?」

さも当たり前のように答える将也に友哉の顔は青ざめる。

「いや、いやいやいや、おかしいだろ!?」

「なんで?」

「なんでって、お前のが年下だし、可愛いし、体も小さいし、可愛いし!」

大事なことだから二度いう、兄の力説に顔を顰めた。

「理屈になってないよ?」

言われてみれば確かに通説っぽいが、正論ではない。

「だから、問題ないよね?」

にっこりと笑って言われると反論ができなかった。

「っ…ホント、お前には弱いわ」

溜息をつく友哉は観念したらしい。

嬉しそうに笑みを浮かべる将也は兄の頬に口付け、軽く舌を這わせた。

「んっ…」

友哉の鼻にかかった吐息が漏れる。

エプロンの隙間から手を入れ、Tシャツの中へ侵入させる。

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