僕の年上彼氏はわんこプレイがお好みです。 (Page 2)
「僕が可愛いのが好きですか?」
健一郎さんの声が艶っぽいので、僕は甘えるように返した。
「あっくんなら、可愛くてもかっこよくても、わんこでも好きだよ」
「だからわんこじゃないのに」
まだわんこって言うので、もう言わせないように健一郎さんの口を塞いだ。
「二階の私の部屋に行こうか?」
「んっ、一階でも…」
もうえっちな気分になっちゃってるので、階段を上がるのがもどかしい。何回もソファでしちゃってるから、ここでいいんだけど。
「いや! あっくんっ! 二階に行こう! さあ!」
とろんとした気分に釘を刺されて、腕を引っ張られながら仕方なく階段を登って行った。
*****
二階に上がるとベッドに座らされた。そのままこう、なだれ込む感じでいちゃいちゃするのかと思ったのに、僕を置いて何か探している。
「健一郎さん? あ、ゴムとかなら引き出しにありましたよね?」
「ああ、わかってるよ。いや何でもない」
探してるけど何でもない? よくわからないけど、早くいちゃいちゃしたいんだけどなぁ。まだ何か探しているので、ベッドに転がってごろごろしていた。寝転がると耳が邪魔なので取ろうとしたら、その手を掴まれる。
「取ったらだめだよ、せっかく可愛いのに」
探し物は終わったのか、手を掴まれたまま僕の上に体重をかけて口を塞がれる。薄く口を開くと舌が入り込んできて、口の中が暖かい。
「じゃあ、つけてます」
耳つけたままするんだよね…?まあ男として分からなくもないけど。昔彼女と某テーマパークに行って某キャラクターの耳を買ったので、つけたままいい感じに…って! いやいや!
「あっくん? 大丈夫? もしかしてそんな気分じゃなかった?」
今健一郎さんとしているのに、昔のことを思い出したので首を振って忘れようとした。心配してそう言った健一郎さんはものすごく残念そうな顔をしている。今日そんなにしたいんだね健一郎さん。
「な、なんでもないですっ! します! えっちしたいですっ」
あまりに必死な僕に笑うけど、健一郎さんだってしたいんだよね。僕も笑いかけて首に腕を回した。唇を啄まれると、その唇が首に移動する。彼に首筋を撫でられるだけで、身体が反応するようになってしまった。
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