仕事の指示は抱かれる暗号 (Page 2)

「あっ…うんっ…」

「今オフィスに誰もいないだろう？　声我慢しなくていい」

　ズボンのボタンを外していないと手が入りにくいので、それを外し足首まで下ろされた。パンツはそのままで中に手を入れ、尻の穴に指先だけ入れてくる。

「…んっ」

「久しぶりだから、すこしきついね」

　先だけを入れたり出されたりして、うまく立っていられない。崩れそうになる身体を、俺の尻を弄っていない方の手でさせてくれる。

「私も久しぶりだから、こんなんだよ」

　俺の股間に彼は自分のもの擦り付けてきた。お互い硬くて気持ちよくて腰が揺れてしまう。課長は自分のベルトに手をかけ、ジッパーを下げた。彼のものは上を向いて硬くなっている。俺のパンツも下げられると、それらを一緒に俺に握らせ、その手の上から彼の手を添えられる。

「うぅ…あっ」

「こうやって動かしてくれないか？」

　上下に動かされ快感に耐えられず、思わず手に力が入った。するとさらに強い刺激を与えられ、俺は呆気なく達してしまった。

「早いな。溜まっていたかな？」

「はい…」

　恥ずかしくて俯いていると、「かわいいよ」と言われ抱きしめられてしまった。

「じゃあ次はこっち」

　後ろで浅く出入りしていた指を増やされ奥まで入れられた。二本の指が別々に動いて中を押し広ける。

「ああっ、…うんっ」

「ここだね」

　前立腺を見つけられて執拗にそこばかり責められる。

「あんっ！　…そこダメです！」

　またイきそうになり必死に訴えても聞いてくれない。それどころか三本目の指を入れて激しく出し入れしてきた。

「ひぃっ…ああっ…！」

「もう十分かな。私のを入れていいかな」

「はっ…ん、は、はい…」

　三本の指で気持ちいいところを執拗に責められ、イきそうになる寸前で抜かれた。後ろを向かされて、資料棚に手をつくと、彼の熱いものがあてがわれゆっくりと入ってきた。

「あ…んっ…！」

　太く硬いもので押し広げられていく感覚に酔いしれる。一番太いところが入り切らないところで、一度動きを止めた。

「南くん、大丈夫かな」

「はい…、もっと…ください」

　課長は優しいくせにたまに意地悪で、俺に求めさせることが多い。もっとほしくて腰を彼の方に揺らした。

「ああ、たくさんあげよう」