仕事の指示は抱かれる暗号 (Page 3)
一気に奥まで突き立てられ、目の前がチカチカした。激しい抽挿が始まり何度も奥まで突かれる。
「あっ、…おく…いいっ…!」
「南くんはえっちだね、かわいいよ」
パンッと肉がぶつかる音が響き渡る。そして奥まで入れたまま、ぐりっと腰を動かしてかき混ぜるように動かされる。入った状態で腰を回し、中の入り口をこじ開けられるようで。
奥を犯されているだけでも気が狂いそうなほどなのに、そんなことされたら意識を手放したくなるくらい気持ちいい。
今度はゆっくり抜き差しされる。焦らすように浅いところだけを小刻みに動かれ、もっと奥までほしいと強請る様に締め付けた。
「自分で求めて。気持ちいいの好きだね」
「いじわる、しないで…」
俺がさらに求めるとぐちゅ、と卑猥な音を立てながら掻きまわされた。頭が真っ白になって何も考えられなくなる。奥を突いた状態から大きく抜き差しを続けられ、気持ちよすぎて声が止まらなくなった。
「あっ、やぁっ…! ぅんっ、ああっ…!」
こんな場所で課長と交わっている背徳感と、奥を突かれるたびに襲ってくる快感で、いつも正常に頭が働かなくなってしまう。もっとしてほしいと自分からも腰を揺らす。快楽に抗えずにただひたすらに溺れていった。
「あっ…イく…イッ…!!」
「私もそろそろ…」
彼が一層強く打ち付けると、最奥に吐き出された。その熱さに自分も絶頂を迎えた。
「んんっ…ああっ…!」
「ふぅ、いっぱい出たね」
「んっ、はいっ、んんっ……!」
中に出されたものを塗り込めるかのように、ゆるゆると動かされた。敏感になっている身体はそれすらも感じてしまい、ビクビク震えてしまう。もう一度、と課長の腰に押し付けると、電話が鳴った。
「はい、ああ…ごめん、今日遅くなるって伝えてなかったな」
俺の中に入っている状態なのに、課長は奥さんからの電話に出た。それが悔しくて彼のものを抜こうとしたのに、逆に押し付けてくる。
「んっ…」
声が出てしまって口を手で押さえた。たぶん電話の先の奥さんには聞こえていない。
「今日部下がいい仕事をしてね、褒めてあげているんだ」
奥さんにそう言いながら、繋がったままの俺の尻を撫でてきた。
「だからもう少し遅くなる」
課長はそう言って電話を切ると、再び激しく突き上げてきた。
たまに俺を優先してくれる優しい課長に、もう溺れていくしかできなかった。
Fin.
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