ごっこ遊び (Page 4)
「ちゅうしゃを、ちゅうしゃください」
「でも座薬が溶けてないとできないんですよね」
「へ?」
なにを言われているのかわからないツバサはゆっくりと瞬きしている。
ツバサの中にあるのはバイブで、本物の座薬のように体内に吸収されるわけない。
肉壁で挟んでいるものは固く、思わず確かめようと中がうごめいた。
「ぁっ、」
「どうしましょうか、まだ溶けてませんよね?」
「なに、が…?」
ショウは力の抜けきったツバサの身体を起こし、後ろから自分が支えるようなかたちに座らせた。
「注射のほうが即効性がありますよね。座薬は出しましょうか。看護師さん自分で出来ますよね?」
腹の前で手を組み、ツバサへそう囁いた。
「あ、あ、」
「どうしました?ナース服を着ていて、看護師ではないんですか?」
「うぅ、ひっくっ」
「ああ力が出ないんですね。…ほらこれで出しやすくなりましたよ」
ショウは腕を回しツバサの両脚を大きく開き、指先で後孔周囲の皮膚を伸ばす。
少し開いた後孔からローションが漏れ尻へ伝っていく。
「で、できない」
「できますよ」
力なく首を振るツバサに、ショウは身体を密着させ両尻を鷲掴み、勃起した陰茎を押しつけ擦りつけた。
「ほら、早くしないと注射が駄目になってしまいますよ」
「うぅぅ」
ツバサは覚悟を決めるように目を瞑り、後孔へ震える指を伸ばした。
バイブを探すツバサはふーふーと息を整え、眉を寄せ指の付け根まで進めた。
ショウは乳首を服の上から摘まむと「ゃぁっ!」とツバサは掠れた声をだした。
「手伝いますね」
首筋に浮かぶ汗の粒を一つ一つ舐めとり、耳たぶを甘噛みする。
「あ、ぅぅぁ、は、ふうっ」
「ほら早く」
二人の間に挟まれたショウの陰茎からは、先走りがごぼりと溢れていた。
治療という名のごっこ遊びは、まだ終わりそうになかった。
Fin.
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