酔うとHになる恋人に悩んでいます (Page 2)
息苦しさを覚え目を開くと、恭一の胸を弱々しく拳でたたいた。
「おっと、すまん。ちょっとやりすぎた…」
真琴はせき込みながら上体を起こした。
「かはっ…はぁっ…ぁ…頭…ボーッとする…」
「まさか今ので酔っ払ったのか?真琴は相当な下戸だもんなぁ」
恭一はケラケラと笑いながら、またブランデーのボトルに手を伸ばした。
「っっ…!!」
真琴は恭一からボトルを奪うと、まるで炭酸水でも飲むかのように口を付けた。
喉に流れ込んだブランデーが、焼けるような熱さで食道を通り過ぎる。
「ばかっ!それ何度あると思ってんだ!」
恭一が慌てて真琴からボトルを取り上げた。
すでにグラス1杯分のブランデーがボトルから消えている。
「おいっ、大丈夫か真琴!」
胸を押さえてうずくまる真琴を、恭一が心配そうに覗き込んだ。
「お酒飲むとHしたくなるって…本当ですか?」
うつむいたまま真琴が呟く。
恭一は小さくため息をついた。
「なんだ、そんなことを気にして…。とりあえず横になってろ。今、水持ってきてやるから」
ブランデーで顔を真っ赤にした真琴を残して、恭一はソファから立ち上がった。
「お水なんて要らない!僕は…っ」
真琴は恭一の腕を掴むと、ソファに引き戻そうとした。
ブランデーが回り始め、思うように力が入らない。
真琴は恭一の脚にしがみつくと、不甲斐なさから涙があふれてきた。
「僕、お酒に嫉妬してるんです。恭一さんをこんな時間まで独占するし、ご褒美とか言われてるし…」
真琴を支えるように、恭一がソファに腰を下ろす。
「俺も言い方が悪かったよ…だからもう気にするな…んっ…!?」
真琴が恭一の首に手を回すと、深いキスを落とした。
恭一の唇に吸い付き、ぎこちなく舌を出し入れする。
「んんっ…真琴…?」
普段はキスもセックスも、真琴から積極的に誘うことはない。
真琴は驚いている恭一の膝にまたがると、唇を離し上目遣いで言った。
「今夜は僕が恭一さんを気持ちよくします。僕が…ご褒美だと思ってください」
耳まで熱いのは酒のせいか、それとも言い慣れない台詞に赤面しているのか。
真琴は恥ずかしさを振り払うように、恭一の腰のタオルを取った。
ブランデーフェラ
ブランデーフェラ…とにかくブランデーフェラすごい
匿名 さん 2020年11月20日