俺のアンチへの”わからせ” (Page 4)

「あああ!!」

 斎藤の声が部屋中に響いている。近所迷惑かもしれないが俺の家ではない。

「声大きいですよ。隣にも聞こえるかも」

 そう言いながらも、俺は激しく突き続けた。

「ああ! んんっ! んっ! はあ! んっ!」

 斎藤は必死に口を閉じようとしているが、どうしても漏れてしまうようだった。

「気持ちいいですか?」

「そんなわけ! …あっ、そこっ…」

「否定してるのに気持ちいいんでしょう? 俺も気持ちいいですよ」

 斎藤の中は温かくて、絡みつくように締め付けてきて、すぐにでもイッてしまいそうだった。斎藤も限界が近いのか、先程からビクビクしている。

「そろそろ出そうなので、中に出しますね」

「いやだ…やめてくれっ…」

「仕方ないなぁ」

 イく寸前で尻から抜くと斎藤の腹の上に俺のもの巻き散らかした。イった余韻に浸った後、ティッシュを手に取り拭こうとしたが、斎藤は自分で起き上がり、それらを拭いた。俺から逃れるように布団に包まっているが、俺はまだ満足していない。

「なに寝ているんです」

「もう、許してくれ…帰ってくれ」

「ダメですよ。まだ終わっていない」

 布団を捲って、丸まっている斎藤の身体を仰向けにさせた。再び後ろの孔に指を這わせた。

「次は後ろだけでイケるようになりましょう」

*****

「ああっ…」

 あれから何度も後ろに突っ込んでやったおかげで、斎藤は俺の上で気持ちよさそうにしている。

「ほらほらもっと動いてくれなきゃ終わらないですよ」

「うっ…わかって…いる…」

 斎藤は俺の言う通りに一生懸命動いている。俺も気持ちよくなってきたところで、下から突いてやった。

「ひゃああ!」

 斎藤の身体が大きく痙攣するように跳ねた。あれからしつこく抱いてやったので、後ろだけでイけるようになったようだ。

「あれ、今イキましたか?」

「ち、違う…」

「へー、まだ足りないみたいですね」

 俺は斎藤の言葉を無視し、さらに強く打ち付けた。

「あんっ! だめっ…イクッ…また…イッちゃう…」

*****

 数日が経ち、あんなにも「わからせ」てやったのに、斎藤はまだしつこく俺への愚痴を投稿している。

 まあ、それは俺に抱いてほしいという、合図になったのだけれど。

Fin.

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