家事アンドロイドの性開発 (Page 3)

 十分に濡らすことができたところで、私は再び固くなった自分のものをあてがった。

「や…やめてください…ロバート…」

「やめないよ」

 一気に突き入れると、ルイは目を見開いて叫んだ。

「あぁ――!!」

「どうだ、私のものは大きいだろう」

「…抜いてくだ…さい…ロバート…」

「すぐによくなるさ、人間なら」

 ルイの中は熱くて狭く、そして柔らかかった。

「動くぞ」

「やめ…て…」

 その蕾を弄ぶまで反応がなかったのに、今は泣きながら懇願している。彼の反応の理由が快楽なのか、機械の異常かわからないが、止めることができない私は腰を動かし始めた。 初めはきつかった内部も徐々に柔らかくなり、私のものに絡みつくようになった。

「はぁ…凄いな…まるで人間のそれみたいだ…」

「ロバート…あつ…い…」

「そのうちよくなる。私を信じなさい」

「はい…ロバート…」

 何度も出し入れしているうちに、彼が快楽を感じ始めているように思えてしまった。

「はぁ…はぁ…出すぞ…中に…!」

「あぁ…だめです…なかは…あぁ―!」

 どくんどくんという脈動と共に熱い液体が注ぎ込む。彼の身体がビクンと跳ね、彼も達したかのような仕草をした。

「はぁ、ルイ。お前の中は最高だ…」

『異常を感知したので一時停止します』

 彼にそう声をかけたのに、彼ではない機械の音声でそう告げてきた。それと同時に彼の身体は全く動かなくなる。

「やはり、セクサロイドではないからうまくいかないな」

 動かなくなったルイの中から自身を抜いて、彼の髪を撫でた。目を閉じた瞳にキスを落とす。

「君を作った、天才科学者の”ルイ”にまた修理の依頼をしないと」

 漏れ出た冷却オイルと私が吐き出したものの後始末をして、アンドロイドに服を着せた。

「君そっくりな家事アンドロイドがほしい、と言うのが精いっぱいだったんだ。本当はセクサロイドがほしいなんて言えやしない。いや、本当はルイ、人間の君を抱きたい」

 愛しい彼にそっくりのアンドロイドに私は語り続けた。

Fin.

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