ご主人様との性生活はとても充実しています。 (Page 2)

「動くぞ」
「はいぃっ」

最初はゆっくりと抜き差ししていたが、すぐに激しいピストン運動に変わる。

「あんっ！ たつやさまぁっ！ しゅごいっ！ はげしすぎますぅうっ！」

パンッ！パチュン！！という肉同士がぶつかり合う音を聞きながら、俺はひたすら喘ぎ続けた。

「どうだ？気持ち良いか？」
「はいぃっ！ きもちよすぎてぇ、あたまへんになりそうなくらいしゅごくきもちいいれすぅっ！」
「そうか、それは良かった」
「あひぃっ！？」

いきなり前を掴まれ、激しく扱かれる。同時に最奥を突き上げられ、目の前が真っ白になった。

「だめぇっ！いっしょにされたらぁっ！ またでちゃいましゅうぅっ！」
「良いぞ、出せ」
「あ、ああっ！ 出るっ、出ますぅううっ！！」

ビューッ！ビュッルルルルーーっ！！！ 大量の精液を吹き上げながら、俺は果てた。

「くっ…」

それと同時に達也様のものが中で弾けるのを感じた。熱いものがお腹の中に広がってゆく……。
　それが嬉しくて、思わず笑みを浮かべてしまった。
　
「まだまだ余裕そうだな？ もう一回するか？」

言葉は疑問系だが、すでに反り返っている達也様のモノを見て拒否権などないのだと悟る。

「はい…お願いします…」
「良い子だ」

頭を撫でられ、キスをされる。そのまま再び律動が開始された。

「んふっ、ちゅっ、はむっ、はぁっ、好きっ、好きです達也様っ、愛してます…っ！」
「ああ、俺もお前を愛してるぜ」
「嬉しい…っ、もっと言ってください…」
「好きだ、瑞樹」
「はい、俺も大好きです」

何度も愛の言葉を囁かれ、幸せな気分に浸る。

「あ、あっ、またイっちゃいます…っ」
「俺もまた出すぞ…！」
「はいっ、出してくださ…っ、ンッ、あ、ああああああァ―――っ！！！」
「ぐ…っ！」

ドピュッドピューーっ！
体は疲れてぐったりとしている。しかし心はとても満たされていた。

（幸せだなあ）

そう思いながら、そっと目を閉じた。

＊＊＊＊＊
　
「おはようございます、ご主人様」
「…」

朝起きると、隣には裸の達也様がいた。まだ眠っているようで、少し可愛らしいと思ってしまう。
昨晩の情事を思い出し、顔が熱くなる。あんなにも乱れてしまうなんて思わなかった。恥ずかしいけれど…とても気持ち良かった。

そんなことを考えていると、達也様が起きてきた。
それが嬉しくて、思わず笑みを浮かべてしまった。

「ふふ…」
「瑞樹？ 何を笑ってるんだ？」
「幸せだなぁって思って…」
「そうか…」
「はい…」

達也様は優しい声で囁いた。

「これからもずっと一緒だ…愛してるぜ、瑞樹」
「俺もです…達也様」

　こうして、俺の幸せな日々は続いて行く―――。

Fin.