お仕置きヤンキー
卒業生の倉橋は体育倉庫に監禁される。犯人は在学当時、倉橋率いる不良グループが馬鹿にしていた教師・四ノ宮だった。無理やり懐かしい制服に着替えさせられ、手足を拘束される倉橋。最初は威勢よく抵抗していた倉橋だが、媚薬を使った責めに耐え切れず…。生意気ヤンキーはヤンデレ教師に調教されてしまうのか…!
3月の日暮れは、春であることを忘れてしまいそうなくらいに冷える。
薄暗い体育倉庫の床で、倉橋健三は拘束された体を丸めて寒さをしのいでいた。
「…クソっ!あの変態教師!」
結束バンドで後ろ手に縛られた腕を、力まかせに振り下ろす。
皮がめくれ、痛みが走るだけだった。
「絶対に許さねぇ!あの野郎…ただじゃおかねぇ!」
壁に吐いた悪態が反響して、苛立ちよりも情けなさが襲う。
なにより悔しかったのは、痺れ薬で体が動かない間に勝手に着替えさせられたことだった。
「なんなんだよこの格好!ふざけやがって!!」
倉橋が着ているのは懐かしい母校の制服だった。
それもナイフでズタズタに切り裂かれ、胸も腹も脚も白い肌が露わになっている。
下着はずり下ろされていて、あられもなく陰部が露出していた。
「なんで…なんで俺がこんな目に…っ」
ガタッ…。
扉の開く音がして、倉橋は身を強張らせた。
「やっと職員会議が終わったよ。お待たせ、倉橋」
数学教師の四ノ宮充の声だった。
自分を監禁した張本人の声に、倉橋は勢いよく体を起こした。
「四ノ宮てめぇッッ!俺にこんな真似してただで済むと思うなよ!!」
「おっと…大きな声を出さない方がいいぞ。今、助けでも来たらどうする?」
四ノ宮は不敵に笑いながら、剥き出しになっている倉橋の股間を指さした。
「…ッ!」
「ふふ…ッ…わざわざその格好にして閉じ込めておいた意味が、君みたいな馬鹿でもわかったようだね」
「この下衆野郎…っ」
倉橋は四ノ宮をにらみつけると、スラックスに唾を吐いた。
「おやおやまったく。大人しいのは痺れ薬が効いている間だけだな…」
倉橋は拘束されている間、なにも抵抗ができなかったことを思い出して唇を噛んだ。
「覚えてろよ…」
「いいねぇ…まったく抵抗されないより、この方が燃える」
四ノ宮はしゃがみ込むと、倉橋の顔を撫でた。
「この変態が…ッ」
「なんとでも言え。その生意気な口も、女しか知らない体も、私がグッチョグチョに犯してやるんだ…」
そして倉橋の顔を引き寄せると、頬を舐め上げた。
「せいぜい私を楽しませてくれよ、倉橋」
*****
四ノ宮は威厳のない教師だった。
いつも伏し目がちで声も小さく、ひと目で独身とわかるヨレヨレのシャツを着ている。
背が高いわりに存在感がなく、彼の授業を真面目に受ける生徒はいなかった。
3年前、そんな四ノ宮は倉橋ら不良グループの格好の餌食だった。
四ノ宮を見つけては、わざと目の前で悪戯や校則違反をしてみせる。
教師という立場上、四ノ宮は彼らを見過ごすわけにはいかない。
毎回ビクビクしながら説教をする四ノ宮の様子を、倉橋たちは「余興」と呼んで馬鹿にしていた。
その四ノ宮に監禁され、ましてや犯されるなど、倉橋は夢にも思っていなかった。
切な...
泣かせにくるスケベ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
モナミ さん 2020年12月15日