ミソジのヨルキミヲ… (Page 5)
「セックス…できないのに持ち歩いてんの?」
いぶかしげに聞いてきたトモキに、タイチはムッと眉を寄せた。ボタンを外したワイシャツの下、アンダーシャツをめくりあげて、タイチはトモキの胸に口付ける。
チュパ…とワザとらしく音をたてて胸の先端に吸い付いて、タイチは言う。
「今日は、トモキが来るから持ってきたんだよ」
「あっ…ん!」
タイチに乳首を吸われて、トモキは羞恥心からか、目をつむって顔をそむける。
「こっち見てよ、トモキ」
「だって、恥ずかしいっ…」
「10年前は、トモキからグイグイ来たくせに」
タイチはそう言って、もう片方の胸にも手を伸ばした。
片方の胸は舌で、もう片方は指でイジめてやれば、トモキは肩をビクッとすくませる。時折もれるなやましげな吐息は、まるで性を売りものにしている人のように色っぽく、タイチの雄をさらに刺激した。
「あー…やっぱトモキだわ。萎える気しねぇもん」
タイチが言うとおり、しっかりと勃起した自身は元気にズボンを持ちあげている。
執ようにタイチがいじったトモキの胸は、ぷっくりと先端が膨らんで、熟れた果実のようにほんのりと紅く色づいていた。舌で刺激された場所は、しっとりと濡れていて、そのすべてがタイチを興奮させる材料になるのだ。
「何でっ…。男だよ?胸なんかないのに、触っても楽しくないだろ?」
「さぁ…オレが知りたいわ」
言って、タイチはトモキの胸に置いていた手をスルスルと下へと移動していく。誘われるように進んだ手が止まった場所、トモキの男の部分もしっかりと硬くなっていた。
「タイチっ…!」
「嫌?オレに触られたくない?」
そう聞きながらも、タイチはトモキのベルトに手をかけて、ゆっくりとズボンを脱がしている。
「…タイチは、嫌じゃないのっ?」
「嫌だったらこんなことしないし」
ピッタリとした形状の下着は、その形までわかるぐらいしっかりと隆起していた。下着越しのそれを手で握って、タイチはトモキの自身を扱く。
「んっ…」
タイチにそうされながら、トモキはむずがゆそうに腰を揺らす。
まるで欲しがりの子供のようだとタイチは思った。
「あのさ、トモキ。ちょっとお願いがあるんだけど」
「お願い…?」
怖々といった感じで聞き返してくるトモキの唇にチュと触れるだけのキスを落として、タイチは言う。
「後ろいじるとこ、見せて」
ブワッとトモキの顔が真っ赤に染まった。
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