先生たちの秘めごと (Page 3)

「あれ?タカミヤ先生いないじゃん」

「えー?ほんと?準備室にいないのかな?」

その声と共に、ガチャガチャと準備室のドアノブが揺れる。

ゴクリ…息を飲むタカミヤの、胸の突起が再び強く摘まれた。

「んんっ!?」

思わず首を動かして後ろを向けば、意地悪な瞳と目があった。
腰を支えるように回された腕が前の昂ぶりを掴んできて、ハッとしてタカミヤはブンブンと首を振る。

「んんっぁ…ん!!」

ズン、と強く、最奥まで貫かれ引き結んだ口元から、甘いうめきがこぼれた。

「今、中からなにか聞こえなかった?」

「え?聞こえた?タカミヤせんせー!いませんかー?」

扉の向こうから聞こえる声と、コンコンとノックの音。

耳元でナリタが低い声で囁いた。

「開けてやる?」

ブルブルと激しく首を横に振るタカミヤにフフッと笑って、ナリタはズンズンと激しく腰を打ち付けてくる。
声を出してはいけないと、意識すればするほど全身がビクビクと感じて震えてくるのだ。

「うっ…ん…はっ…ダ…メ」

小さな悲鳴と共に、タカミヤは自身からドクっと欲を吐き出した。

「ふ…やべ、めっちゃ締まる…」

苦しげな声でそう言って、ナリタもタカミヤのナカで共に果てた。
ズン…と最奥へと打ちつけながら、ナリタはタカミヤの自身を扱く。壊れた蛇口のように、タカミヤはビクビクと白濁を流し続けていた。

「…やっぱりいないよ。鍵もしまってるし。もう帰っちゃったんじゃない?」

「ちぇー。せっかくお菓子の差し入れ持ってきたのにー」

そんな声と共に、2足分の足音はパタパタと遠ざかっていった。

人の気配が消えたのを察知してから、ナリタはズルリとタカミヤのナカから自身を抜いた。

「は…あ…、もっ…なに、考えてるんですか、ナリタ先生」

真っ赤な顔で抗議するタカミヤにしてやったりといった風に笑って、ナリタは画材でゴチャゴチャしているテーブルの上に置かれていたティッシュペーパーを取ると、白濁で汚れたタカミヤの腹と脚を拭う。
もう欲を吐いたあとなのに、下腹部を拭ってくれているナリタの手がソコに触れるたび、ズクンと疼くように身体が甘く、熱くなる。

「さっき俺のこと、フラストレーションがどうのって言ってたけど、タカミヤ先生のが溜まってんじゃねーの?」

スルッと鈴口をなぞるように指で触られて、タカミヤは思わず甘苦しい声をこぼした。

「んっ…も、自分で拭くんでいいです!」

ティッシュをひったくろうとしたタカミヤの手は、やんわりと握り返されて、意欲が削がれる。

「…変な触り方、しないでくださいね」

「はいはい」

そう言って、ナリタはさっきよりも丁寧にタカミヤの身体を拭いだした。
悪態は多い男なのに、こういうときはやたらとタカミヤを甘やかしてくれるのだ。
それはときに、タカミヤの胸を複雑に騒がせる。

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