エレファントの輝き (Page 8)
僕は愛しくなって彼に口づける。
彼の細い腰に手をかける。
「動くよ」
「ンッ――――アアアアッ」
びくんっと彼の身体が跳ねた。彼の身体で出入りする僕のペニスは過去にないくらいに膨らんで硬くなっている。
エマニュエルの中は絡みついて吸い付いてくる。離さないぞとばかりに僕を食いちぎりそうで、気を抜けば一瞬で達してしまいそうなほど気持ちがいい。
「あっ、ァっァッ」
ピストンするたびに、しなやかな身体が美しく弧を描く。
絡み合う熱が僕の目頭を熱くさせる。
トン、トンと彼の奥をつくと、エマニュエルは甲高い声をあげる。
「ぁ、ぁ、ぁっ」と声をあげるエマニュエルを抱きしめる。
「オ、オーギュスタン、不思議だ。君の瞳の中に、炎が見える。君の目って不思議だ。真っ黒な瞳の奥はよく見ると炎が見える」
「ふふふ、エマニュエル君の瞳も不思議だ。美しい木々のように緑色に澄んでいる。君は、汚れてなんかいない。
その美しい心を大切にして。僕がいつも君の心に寄り添うよ」
―――大丈夫。
僕はエマニュエルの小さな手を握った。白くて細い指。この手にだまされているかもしれない。
でも、肌が触れ合ったときに感じたんだよ、君の優しいぬくもりを。
「エレファントの目玉がほしい。君の瞳はエレファントのように優しい、オーギュスタン。これが、これが“愛しい”なんだね」
ギシギシとスプリングが軋む音、二人の動き、呼吸、水音。
今、僕らは互いに互いのことだけに集中をし、愛し合うための快楽だけを追っている。
エマニュエルが僕にキスをする。僕は腰の動きを速める。
「ん…っオーギュスタン、僕、こんなに気持ちいいのは初めてだよ、も…っもぅ、もう…っあぁあっ」
エマニュエルは僕の上で精を吐き出した。ピクピクと身体が痙攣し、目じりから涙がこぼれている。
僕は腰を動かしてエマニュエルへ腰を打ち付ける。エマニュエルは小さく喘いで僕に一生懸命答えようとする。
「ぁ、オーギュスタン、そこ、またっあっ」
ゴリッとエマニュエルの中を再度抉ると、ピュピュッとエマニュエルの精液が飛んだ。
途端にエマニュエルの内壁がきゅうっときつく締まる。
あまりにも気持ちがいい刺激が僕の全身を包む。僕は優しいエマニュエルの中で果てた。
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