恋に沈む~監禁14日目~ (Page 5)
「正樹…ごめん…本当に…ごめんな…さい…ッ」
悠斗が肩を震わせ泣き出した。
自然と俺の目からも涙が溢れた。
こんなに酷い扱いを受けてもなお、やっぱり俺は悠人を憎めない。
拘束され体を弄ばれても、抱きしめてやりたくなってしまうのだ。
「なぁ、もう1回しようぜ」
「え?」
俺は自由になった手で、両足の拘束を外した。
「悠斗と抱き合ったままイキたいんだ…」
そして悠斗の膝にまたがると、愛する人のペニスに手を伸ばした。
「すげぇ…もう復活してるじゃん、悠斗」
「…だって正樹がっ…んんッッーー」
俺は悠斗に深いキスをした。
そのまま割れ目に熱い先端をあてがう。
「悠斗、愛してる」
真っ直ぐに悠斗を見つめる。
そのまま首に腕を回し、ゆっくりと腰を下ろした。
「はぁあっ…正樹ッ」
いきなり奥深くまで、ズプズプとペニスが入っていく。
「ああっあああんッ奥っ…熱い…ッ」
根元までギッチリ咥え込むと、俺は自ら腰を揺らした。
「…悠斗ッ…あいして…る…ぁああッ!」
悠斗がすかさず、俺の背中に腕を回す。
息ができないほど力強く抱きしめられた。
「正樹…俺も愛してる…っ」
舌を絡ませながら、俺たちはさっきより深い口づけをした。
やっぱりこの恋は沼だ。
もがくことも、抗うこともできない。
俺が落ちた沼底をきっと誰も理解できないだろう。
それでも俺には、太陽の光を受けて輝く水面よりずっと美しく見えるんだ。
だから俺はこの恋に沈むことを選んだ。
Fin.
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