猫になった少年 (Page 2)

男に興味はないけど、猫になった親友には、少しだけ興味がある。
猫耳があるせいで、もともと中性的な蓮の表情はいつもより可愛らしく見える。

「…ちょっと、触らせろよ」
「にゃ…っ!」
「おいおい、鳴き声まで猫ちゃんになったわけ?」

尻尾の先をつかむと、蓮の腰が跳ねる。
さっきまで普通だったはずの息がどんどん荒くなっていく。

その大きな瞳が、涙で少し潤んでいる。
憎らしげな表情で俺のほうを睨みつけるけれど、それすら扇情的で。

急激に色を増していく蓮に、俺は思わず生唾を飲み込んだ。

「…直す前に」
「え…?」
「直す前に、一回。俺の好きにさせてよ」

自分でも何を言っているのか、ほとんどわからなかった。
だけど、体が勝手に蓮をその場に押し倒していた。

*****

「…ちょっと…洋!」
「耳は?耳も性感帯だったりして」
「へ…?あ…ぁっ!!」

ふわふわの耳をつかみ、そっと撫でる。
毛並みを整えるようにゆっくり。そして時折ふっと息を吹きかけてやる。

「や…っ!やだ…っ、ぁ!」
「…やっぱり耳も感じるんだ」

蓮の反応を見ながら、俺はその耳にかじりつく。
途端に身をよじり、甘い声を吐き出す蓮の姿を見て、もう後戻りはできないと思った。

舌先で耳の内部をそっと突いてやる。
蓮の肩がびくびくと震えて、腰が大きく浮いた。

「きもちいい…?」
「うるさ…い…っ!」

当初の目的なんてもう忘れてしまったかのように、俺は蓮の身体をもてあそぶ。
猫になったからこんなにも感じやすいのか、それとも元からこんなにも感じやすかったのか。
それは蓮が元に戻ってみないとわからないけれど。

蓮の服をはだけさせると、ぷっくりと膨らんだ乳首が現れる。
ぴんと上を向いたそれは、男のものにしては小さく、淡い色だった。

「すげ…ここまで反応してるんだ、猫だから?」
「にゃ…ぁ、ん!」

ちゅうちゅうと音をたてて吸いつくと、猫の鳴き声のような嬌声が響く。
触ってほしそうに揺れる尻尾の先を手のひらで撫でると、蓮の表情が一変した。

「待って、なんか変…っ」
「…蓮?」
「きちゃう、きちゃうよ…ッ!!だめ…ぇ!にゃぁ…っ!!」

その瞬間、俺の着ていたスウェットに白濁が弾け飛んだ。
いつの間にかすっかり天井を向いてしまっていた蓮のモノは、吐精のおかげですっかり萎えてしまっている。
嘘だろ、まさか。尻尾だけでイくなんて。

「…尻尾でイっちゃったんだ…」
「うぅ…っ」

恥ずかしそうに両手で顔を覆う蓮の手を取ってやる。
その手をシーツに押し付けて、少しずつ顔を近づけていく。

「…蓮だけ気持ちいいなんて、ずるくない?」
「え…っ、ちょっと…!」

履いていたズボンと下着を一気に脱ぎ捨てる。
蓮のエロい姿を見ていたおかげで、俺のモノはすっかり中に入る準備万端。

蓮のすらっと長い脚を大きく広げさせて、その入り口に自身を押し当てる。

「ダメ…っ、俺、そんなの…っあぁ!」
「…ごめん、俺も我慢できない」

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