濡れ堕ちた先の結末は (Page 4)

「う…あ、あっ…」

痛がってうめいていたマサキの声に段々と艶みが増していく。それに連動するように彼のナカは柔らかく熱を帯びてくるのだった。

「苦しそうだね、それ」

ソレ、とユキトが指でさしたのは、いつからそうなってたのかもうわからないぐらいに硬くたかぶっているマサキの自身。
当然の権利とでもいうように、ユキトはソレを握り上下に扱きだした。

「…あ、んっ」

シャワーの湯か先走った欲か、ユキトの手のナカでしっとりと濡れたソレはもっと激しくしてくれといわんばかりに、ビクビクとうごめいている。
後ろに挿れていた指を再びピストンすると、さっきよりもナカの吸いつきがよくなったような、そんな気がした。

「あっ…や、なんか、イク…かもっ」

自分でも今、ドコで快感を覚えているのかわからないのだろう。震えた声でそう言ったマサキの耳を甘噛んで、ユキトはゆっくりと指を引き抜いた。指を覆っていた避妊具を外してもう1つ、浴室に持ってきていた避妊具を開封し、ユキトはそれを自身に装着した。
痛いぐらいにガチガチに硬くなったそれは、早くマサキのナカを犯したくてたまらないようだった。

「ユキト…さぁんっ」

イキそうだ、と言った直後に手を止められたせいか、甘えた声がユキトを呼ぶ。

流しっぱなしのシャワーの湯が、浴室の中に白い湯気を作っていた。ユキトは白んだ視界の中で、マサキの肩を掴むと背中を向いている彼の体を反転させた。
正面で向かい合った互いの体をギュッとユキトは密着させる。シャワーの湯が顔にかかり、マサキはとっさに目を閉じた。
濡れた唇が、重なった。

ユキトは右手でマサキの左脚を上げさせて、後孔に自身をあてがった。
シャワーの湯が容赦なく2人の体を濡らし、ユキトが少し腰を付けばズズ…と滑るように奥へと侵入していく。

「ひぁっ…ああっ」

異物が入ってくる感覚にブルルッとマサキは震え、力なく伸ばされた手はユキトの肩に乗った。ユキトはマサキの腕をグイと引いて、肩に回させる。

「もっとギュッてして」

ユキトがそう囁くと、マサキは肩に回した両腕で強く抱きしめた。

「あああっ…あ、ん…」

マサキが腕に力をこめればそのぶん、ユキトの肌が強く、深く、密着してくる。
ピチャリ、と水音を鳴らしながら、マサキの最奥までユキトの自身が貫かれた。

「や、苦し…」

「痛い?」

コツン、と軽く額をブツけてユキトが問えば、マサキはプルルっと濡れた子犬のように首と振った。

「俺に、くっついてていいから」

マサキの腕にさらに力がこもったのを確認してから、ユキトは上下に腰を動かした。

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