軟禁された密室で恋人と過ごしたスリリングで淫靡な時間 (Page 4)
それは、一度だけ精を吐き出して皮を被りかけていた亀頭部だとすぐにわかった。
「あれだけじゃ、そんなに物足りなかったか…また、こんなに硬くっ、してっ」
「だから言っただろう。責任を取れ、って」
その応えと共に、押し付けられた先端部が中へ侵入してくる。
「あぁぁっ…!」
肉壁を広げられ肉を裂く鋭い痛みは、すぐに火傷みたいな熱いだけの感覚に変わった。
先端の亀頭部に厚みのあるカリ首に陰茎部。
徐々に太くなる部分を受け入れる度、つながっている場所がヒリヒリと灼け付くように熱くて仕方ない。
しかし、この熱さは依織さんと深くつながっている証。
そう思うと苦痛以上に愛しさや悦びが勝って、肉欲を刺激する要素にしかならなかった。
陰茎部の最も太い部分まで中に侵入を許すと腰を掴まれ、形を馴染ませるゆったりした抜き差し運動が始まった。
「はっ…んっ…はぁっ」
陰茎の僅かな凹凸も中や入り口の肉壁を擦り、うっとりする官能的な摩擦熱を生み出す。
「依織、さん」
「どうかっ、したか」
「もし防犯カメラが動いててっ、そこに入ってる僕たちの行為が、どこかの動画サイトに流されたら…」
「突拍子もない、なっ」
「それで、それを職場の人間が見て僕たちの関係がバレて、何かしら処分を受けることになったら」
「…確率は限りなく低いが、ないとは言い切れない事態、だな」
「んっ…どうします…?」
「律希と居られるなら…左遷でも解雇でもっ、どんな処分も受けてやる」
「…お世辞でも嬉しいですっ、その言葉」
応えると、ゆっくりだった律動がピタリと止まった。
「依織さん?」
どうしたのかという気持ちを込め、語尾を上げて名前を口にした瞬間だった。
「ひぃっ…!」
止まっていた動きが急に再開した。
しかし、さっきまでのゆっくりで小刻みな動きとは全然違っていた。
全身やエレベーター内がガクガクと揺さぶられるほどの、ガツンと力強く大きな刺激だった。
「あっ、あっ、あっ…あぁっ!」
入り口から最奥まで一気に貫くような刺激に思考が追い付かず、恥じらいもなく喘いで腰を振って。
あられもない姿でただ快感を求めることしかできなかった。
「さっきの言われ方は、心外だっ」
「あぁっ、ひぅっ…」
「オレは、遊びとか、暇潰しとか、そんな不真面目な気持ちで、律希と付き合ってきた記憶はっ…ないっ…!」
語尾と共に依織さんの先端が、最奥にあるこの上なく気持ちいい場所をピンポイントで突き上げた。
「あぁぁんっ!」
頭の天辺から足の先まで。
閃光が瞬時に駆け巡るような淫靡な衝撃に、思わず半身を反らして緩くしならせた。
鮮烈な快楽の余韻のせいか、脚に上手く力が入らなかった。
ガクガク震わせながらも半身を支えるが、その力は少しずつ薄れる一方で完全に消失するのは時間の問題だった。
ふと、一瞬だけ思考が止まって意識が薄れそうになった時だ。
頭の中が真っ白になって、そのまま意識ごと持って行かれそうになった。
「いっ、依織さんっ、もうっ…!」
泣き叫びに近い甲高い声での訴えに、彼が中を突き上げる勢いが増す。
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