受けの男が攻めに回った結末と暴かれた純粋な感情
経験が浅い彼氏の真一に合わせ、普段のセックスではいつも受け側に回っている悠人。しかし、いつものようにセックスしようとしたある日、悠人は「今日は真一君の中に入れたい」と要望を口にした。渋々ながらも要望を受け入れてもらった悠人は、そっと真一の下半身に舌と唇で触れていく…
硬く熱い亀頭部が刻む熱烈な律動。
肉壁を擦る芯を持った陰茎。
奥で注ぎ込まれる熱くて濃厚な精液。
唾液をまとった愛しい男のペニスが、口内で質量と硬度をはらむほどに、それらが触れる感触が脳内でよみがえり、尻肉の奥の秘所がヒクヒクとうずいた。
*****
(真一くんの中、一体どんな感じなんだろう?)
未知の悦びに心を弾ませながら、悠人は、恋人の男性器をパクリと口に含んだ。
ゲイカップルである彼らは、すでに裸の体を重ねるほどの深い関係になっていた。
いつもは経験の少ない真一に合わせ、悠人が受け入れる側だった。
しかし、同じ男である以上、悠人にも挿入したい欲求があるのも事実だった。
“今日は、オレが真一くんの中に挿れていい?”
“…わかった”
つい数十分前の、そんなやり取りを経て、今に至っていた。
「…っ、」
口内の肉棒に舌を這わせたり、口腔粘膜を擦り付ければ、真一の眉間には薄くシワが刻まれ、薄い唇からは熱く乱れた呼気が僅かに漏れる。
それと同時に、柔らかかった彼の肉が硬く大きくなり、悠人の口内を独占していた。
「オレが受け入れる側なら、要らないだろ、フェラなんてっ」
乱れて不安定な声調で言う真一を、悠人は視線を上げてチラリと見上げた。
「いいの、させて。それで、もっと恥ずかしがってる顔、見せてよ」
性器を口内から解放し、口角を緩く上げると、悠人はそう答えた。
その直後、羞恥や欲情を煽られ、真一の頬がカッと紅潮する。
「そう、その顔」
不敵な笑みを浮かべたまま言うと、目の前の肉棒を再び口に含んだ。
アイスキャンディーを舐め上げるよう、柔らかさを残す陰茎を這う、濡れた舌や薄い唇。
包皮越しに擦り付けられる、薄く硬めの頬裏の粘膜。
唾液でしっとり潤う口腔器官をフル稼働させ、真一の好きな場所や刺激を確認しながら、彼の理性を蕩かしていく。
時折、ジュッと強く吸い付くのも忘れない。
「ッ…」
真一の湿った吐息が悠人のつむじを微かに濡らす度、彼自身は着実に精を蓄え、硬く太い熱杭を形成していた。
「っ、」
包皮を破って亀頭部が完全に剥き出しになった頃には、悠人の口内は愛しい恋人の欲棒で満たされた。
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