恋に沈む~監禁14日目~
海外転勤が決まったことを、正樹は一緒に暮らす恋人の悠斗に打ち明ける。ひどく取り乱した悠斗。正樹は思わず心にもない言葉をかけてしまう。翌朝目覚めると、正樹は手脚を拘束されていた。突然始まったヤンデレ恋人・悠斗による監禁&調教生活。それも今日で14日目を迎え…。
「恋に溺れる」という表現があるならば、この恋は「沈む」だ。
もがくことも、抗うこともできない。
ただそこにいるだけで、沼底へ引っ張られていく。
まだ辛うじて水面が見えているが、俺にはもうその光に手を伸ばす気力がなかった。
*****
「ぁあっ…悠斗…っもう…出ないよ…」
「じゃあメスイキすればいいでしょ?」
悠斗の手が激しく上下に俺をシゴいている。
しつこく責め続けられたペニスの先端は、赤く鬱血しはじめていた。
「無理だって…もう痛い…っ」
俺は痛みから逃げるように腰をよじる。
四肢はベッドに拘束され、脚を閉じることも腕を振り払うことも
できないからだ。
「だーめ。仕事行く前にもう1回、正樹がイクところ見たいの」
「そんな…無茶だよ…んあぁッッ!」
いきなり悠斗の指がアナルに挿入された。
ぐぷぐぷ…とナカを荒々しく擦られる。
昨晩、何度もナカに吐き出された悠斗の精子が、コプッ…と奥から溢れ出した。
「ああっ…ッはぁんッッ」
「ねぇ正樹、昨日の俺が出てきちゃったね」
ペニスをシゴく手とアナルでうごめく指が、シンクロして動いている。
ヒリヒリとした亀頭の痛みが麻痺していき、せり上がる快感だけが俺の下半身を支配した。
「はあぁっっ悠斗っ…んんッッ!」
「奥、締まったね。さぁ、女の子みたいにイってごらん」
「んはぁっ…イクッ…!ぁあああッッーー」
俺は背中を弓なりにして絶頂した。
案の定、ペニスからはもう何も出なかった。
「ふふ…お尻でイっちゃったね。いやらしくてとっても可愛いよ、正樹」
悠斗は楽しそうに笑いながら、ベッドを離れた。
肩で息をする俺を残して部屋を出ていく。
しばらくして戻ってくると、すでにスーツに着替えていた。
「じゃあ行ってくるね、正樹」
そう言うと、悠斗はベッドの下から昨日と同じ箱を取り出した。
「それ…っ…それだけはやめてくれ…!」
拘束された手脚を震わせながら懇願する俺を、悠斗が見下ろす。
手にはローターとバイブが握られていた。
「18時には戻ってくるからね。それまでこれを俺だと思って…」
「いやだ…やめっ…あああッッ」
イったばかりのアナルに、指とは比べ物にならない太くて長いバイブが挿入される。
根元まで一気に押し込まれると、粘膜が悲鳴を上げるように痙攣した。
「ああ…くるし…ぃッッッ…」
「すぐに気持ちよくなるさ。もう2週間経つんだし、いい加減慣れたでしょ?」
悠斗は淡々と、今度はローターをペニスの根元に固定した。
「これ取ってぇっ…いやっ…ぁんんんッ!」
強い刺激に思わず腰が跳ね上がる。
ローターは昨日より1つ増やされていて、腰が揺れるたびにバチバチとうるさくぶつかり合った。
「いい子にしてるんだよ、正樹。もうどこへも行かせない…僕の可愛い恋人…」
悠斗は俺の唇に触れるだけのキスを落とすと、「行ってきます」と言って部屋を出ていった。
監禁生活14日目の朝が始まった。
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