兄との痴態に浸る午後 (Page 3)

隆の視線は、真っ直ぐに聡を射貫いている。

「見てたのか?」

身体を起こすと、隆は口元に意地悪そうな笑みを浮かべて問うた。

…バレている。

聡はおずおずと、隆の部屋に入った。

「ごめんなさい…覗き見なんてして」

しおらしく謝ると、隆は明るく笑った。

「聡、意外とエロいとこ、あるんだな。ほら、来いよ」

「えっ…?」

隆が手招きしてきたので、聡は戸惑った。

「一緒にやろうぜ。教えてやるよ」

「え、でも…」

立ちすくむ聡だったが、その実、心は決まっていた。

――お兄ちゃんに、触れてみたい。

「お、教えて、お兄ちゃんっ…あっ」

聡は隆に腕を引かれ、ベッドの上に倒れ込んだ。

「ああ。いっぱい可愛がってやる」

「禁断」という言葉は、このときの二人の間には存在しなかった。

*****

衣服をすべて脱がされた聡は、手で身体を隠しながらベッドに横たわった。

「うう…僕、こんなことするの初めてだから、恥ずかしいよ…」

「何だよ。兄弟なんだから、そんなに恥ずかしがらなくてもいいだろ」

隆が聡を抱き寄せる。

「あっ…」

夢にまで見た、隆の肉体。

聡は、隆の厚い胸板に頬を擦り寄せて、その匂いを嗅いだ。

背中に片腕を回して、隆をぎゅっと抱き締める。

「可愛いな、聡。そんなに甘えてきて」

隆は聡の頭を優しく撫でた。

そして、聡の右手を取ると、そっとある場所へと誘導する。

「あっ、お兄ちゃん…」

聡の手のひらは、隆の直立した男根を握っていた。

「俺のここ、触ってみたかったんだろ?」

「うん…。これが、お兄ちゃんの…」

聡は詰めていた息をふぅっと吐くと、ゆっくりと隆のペニスを扱いた。

「ふ…なかなか上手いじゃねぇか。聡も一人でしてるのか?」

「ひゃっ、お兄ちゃん…!」

隆も聡の性器を握ると、適度な速さで上下に動かした。

「どっちが先にイカせられるか、競争しようぜ」

「あぁっ!ダメっ!」

隆の手の動きが気持ちよくて、聡は隆のペニスに上手く刺激を与えられない。

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