欲望の花は鮮やかに咲いて (Page 5)

先ほどまで性器を弄んでいた指先が、真澄の秘部をゆっくりと刺激する。

「あっ…」

射精で感度を高められた身体は、いとも簡単にその指を受け入れた。

「んっ、島崎さ…あぁっ」

内部を丹念に擦られて、肉壁がきゅっと吸い付くように収縮した。

「可愛い…。乱れるところ、もっと見せてください」

龍二は指を引き抜くと、真澄の脚を大きく開かせた。

隆々とそそり立つ男根が後孔へとあてがわれる。

先走りを塗り付けるように何度か擦り合わせると、ずちゅ、と音を立てて体内へと侵入してきた。

「あぁっ!」

真澄は息をするのも忘れて、埋め込まれた肉棒の質量に圧倒された。

龍二がじりじりと腰を押し進めて、真澄の肉体を征服していく。

「んっ…あ、あぁっ、やっ、あぁんッ!」

最奥を突かれて、真澄は愉悦の涙を浮かべた。

「真澄さんのここ、きつく締まって、すごく気持ちいいです…」

龍二は掠れた声で告げると、ゆっくりと抽挿を始めた。

「あっ、あっ、あ、んっ、やぁんっ」

肉同士が擦れる感触に、真澄の口から絶えず喘ぎ声が漏れる。

「ああっ、イイっ。このまま、一緒にイキましょう、真澄…」

切なげに真澄の名前を呟いて、龍二は腰を動かす速度を上げた。

「ひッ!あっ、そこッ!あっ、また、出るッ、あっ、あ、やぁぁーーッッ!」

男根をきゅうっと締め上げて、真澄は再び達した。

ほどなく龍二も絶頂に導かれ、顔をしかめながら真澄の奥深くに精を放った。

*****

静まった部屋の中。

龍二の腕の中で、真澄がそっと口を開いた。

「島崎さん…僕が作った花束なんですけど」

「はい」

愛しそうに真澄の髪を撫でながら、龍二が返事をする。

「あの青い花、ブルースターっていうんです。花言葉は『幸福な愛』。僕、島崎さんの恋が叶いますようにって、願いを込めて作ったんですよ」

恥ずかしそうに告げる真澄に、龍二がとろけるような視線を送る。

「真澄さん…俺はあなたと幸福な愛を育んでいきたい。俺、年下ですけど、真澄さんを守れるような男になりますから」

真澄がはにかむと、龍二はその額にキスを落とした。

唇を重ねると、そこに新たな熱が生まれる。

相手を欲しいと思う、強烈な感情。

胸に根付いたこの花は、永遠に咲き続けることだろう。

Fin.

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