駆け引きの情事に愛があるのか確かめるまで (Page 3)
いきなりのことに驚いて、専務の顔を押し返す。
「これは嫌だったか?」
「いえ、そういうわけでは」
「…君は大人しく感じていればいいんだよ」
自分が主導権を握れないことが気に食わないのだけれど、与えられる快楽にされるがままに身を任せることにした。俺のものを口に含み、しゃぶりつく。
裏筋を下から上へと何度も舐められると、先端から蜜が零れる。それを見せつけるようにして吸われた。すると再び口に含まれて激しく動かされた。
「は…あっ! あっ! もぉ…でます…!」
その言葉を聞き逃さず、強く吸い上げられた。
「ああぁぁ…んぅ…!」
その瞬間、専務の口内に精液を出してしまった。
「はぁ…はぁ…すみま、せん…」
上司の口の中に出してしまい、さすがに気が引けてしまった。
「いいんだ。君が私のもので気持ちよくなってくれている証拠だからね」
そう言うと、専務は自分の手のひらの上に唾液と混ざり合った白濁したものを吐き出した。
「ここに入れるのは初めてかな?」
そう言いながら後ろに指をあてがい、ゆっくりと入れてきた。
「…はい…」
一本目の指を奥へと進めると、中で動かし始めた。初めて異物を受け入れるそこは、違和感しか覚えなかった。それでも少しずつ慣らすように、ゆっくり抜き差しを繰り返された。
「痛いか? 大丈夫か? もうすぐ二本入るぞ」
しばらく続けているうちに、だんだんと慣れてきて痛みが和らいできた。二本目が入ると、今度はバラバラに動かされ、掻き混ぜられた。その動きに合わせて腰が揺れてしまう。
三本目が入ったところで、専務がベッドサイドに置いてあったローションを手に取る。それをたっぷりとかけると、滑りがよくなりさらに深く入ってきた。三本の指で中を広げられると、圧迫感を感じて苦しくなる。
「あぁ…んぅ…はぁ…っ…」
「そろそろいけるか?」
俺は黙って首を縦に振った。
「入れるよ」
十分に解されたそこに、熱くて硬いものがあてられたかと思うと、そのまま押し進められていった。
「きついな…」
「くるし…いです」
あまりの質量に息が詰まる。
「力を抜くんだ。深呼吸をして…」
言われた通りに、大きく息を吐いてから息を吸った。少し力が抜けたのを見計らって、また挿入していく。
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