濃密に変化する日々を写真に収めて (Page 4)
連は満足そうに微笑んで、やっと挿入してくれた。
「あっ…んぅ…」
待ち望んだものが入ってきたのに苦しい。痛くて涙が出てくる。
「翔くんの中、キツいな…。でも、奥まで入った」
連は僕の頭を撫でながら優しく声をかけてくれる。
「動いてもいい?」
「ん…」
ゆっくり抜き差しされると痛みだけじゃない感覚が生まれてくる。だんだん慣れてきて、快感が勝ってきた。
「あっ、んぅ…あっ、あっ」
「気持ちよくなってきたみたいでよかった」
少しずつ速くなっていって、パンッという肌がぶつかる音が部屋に響く。
「あっ! あん、あっ」
突かれ続けて、どんどん気持ちよくなってくる。連は動きを止めずに、気持ちいいところを探っていった。
「気持ちよくなってる翔くんをカメラに収めていい?」
「えっ…?」
連は僕の返事を待たずにカメラを構えていた。撮られていると思うと余計に感じてしまう。
「翔くん、締めつけすぎ…撮られながらするの好きなんだね」
「ちがっ…んぅ、んっ」
否定しようとしたけれど、激しく揺さぶられてその言葉は出てこなかった。それなのに連は何枚も僕を撮り続ける。
「んっ…翔くん、中に出すね」
連はラストスパートをかけて激しく動く。僕はもう限界が近く、連の背中にしがみついて耐える。
「んぁ、あぁ…イク、イッちゃう…あぁっ!」
「くっ…!」
二人同時に果てると、連は僕の中から出ていった。その後すぐに連の精液が流れ出てくる。
「翔くん、かわいい。僕のもので汚れているきみは堪らない…」
連は愛おしそうな目で見つめ、再びカメラを構える。赤く染まったからだと、下から流れる彼のものすべてを写真に収めていく。
「連…」
僕だけが連のカメラに収められていくだけで、連のこと、よく知らない。彼のことをもっと知りたい。
「ねぇ、もっとしよう?」
連の首に腕を回して誘うと、連は嬉しそうに応えてくれた。それから何度も交わって、何枚もまた写真を撮られてしまった。
「あとで、翔くんのえっちな姿、一緒に見ようね?」
仕事で疲れた僕の日常は、連によって濃密な日々へと変えられていった。
Fin.
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