初めてはチョコ菓子とともに (Page 4)
「痛かった?ゆっくり動くね?」
じんじんと痛む蜜壺の中で、孝義の男根がゆっくりと動き出す。
最初は痛く熱かったが、性感帯である前立腺を刺激されて、痛みも忘れ快感だけがあふれてくる。
「んはっ…んぁっ…ぁぁっ…」
「陸人、可愛い…もっとその顔を見せて…」
「んはっっ…孝義っ…俺っ…俺っ…」
「なに…?どうしたのっ…?」
余裕のない孝義の表情に、可愛いと思っている自分がいて、そして孝義にその表情をさせているのは自分だと思うとなんだか愛おしくなってきた。
「…孝義のこと…好きにっ…なっちゃう…かもっ…んぁっ…」
「…俺は8年待ったんだ…俺の愛を受け取ってくれ…!!」
そういうと、孝義は腰を激しく動かし始めた。俺も、腰の動きに連動して、また快感が高まっていく。
「陸人…そろそろイキそうだ…」
「孝義っ…んぁっ…俺もっ…!!もう、だめぇ…」
「陸人…んぁぁぁぁぁっ…ふっっ…」
隆俊の愛欲が俺の蜜壺に注ぎ込まれ、俺も、2度目の絶頂に達した。
ピピピピ…院内のピッチが鳴ると、孝義が出た。
「…はい…はい…いま行きます…」
「孝義??」
「4病棟の患者さんが緊急らしい…ちょっと行ってくる」
孝義は、服を整え休憩室を後にした。
30分後に孝義は休憩室に帰ってきた。
「孝義…俺…」
「…なに?やっぱり嫌いになった??」
「いいや…俺は…別に…嫌いになったりしてないし…目を閉じろよ」
俺は、孝義に目を閉じさせ、口にチョコ菓子をくわえさせる。そして、くわえていない端から俺が食べ、キスをした。
「これが俺の答えだ!ざまぁみろ!!」
少し強がり、正直に思いをいえない俺を、孝義はゆっくりと抱きしめた。
こうして、俺たちは同級生で、戦友で、今から恋人になったのだ。
Fin.
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