8個下のかわいい従兄弟に愛されていました (Page 3)

ありえない

おぞましい

気味悪い

経験したことのない感覚に、ブルルッとタツキは体を震わせた。

「ユウセイ、ふざけてないなら今すぐやめろって。意味わかんねーよ」

「意味は今から教えてあげるよ」

「なに言って…」

「セックス、するんだよ。今から、僕とタツにいちゃん」

ニコリと笑って、ユウセイはベッドの上に置いていたローションのボトルをヒョイと手に取った。
新品のボトルの封を切り、トロリと中身を手の平に出して、ユウセイはそれをタツキの腹の上にひとすじ、ツツツ…と落とした。
ヒヤリと腹に走る感覚に、ビクッとタツキは腰を浮かせる。

「ユウセイ…ほんと、やめて。俺がなにかしたなら謝るよ、だから…」

「謝る?なんでタツにいちゃんが謝るの?」

言って、ローションをつけた人差し指の腹でユウセイは、タツキの胸の先端をプチュ…と差した。
突起を確認するようにヌリヌリと塗りつけられて、タツキの全身にブワリと鳥肌が立った。

「タツにいちゃんが謝ることなんてないでしょ。僕が勝手に好きで、タツにいちゃんをひとり占めしたいだけだもん」

「ユウセイ…っ、やめろって!叔父さん達が帰ってきたら…ぁっ…」

執ように弄られたせいでタツキの胸の先端はプクリとふくらんでいて、突起をピンッと爪で弾かれたらその刺激で変な声が出た。

「心配しなくても、帰ってこないよ」

そう言ってユウセイは、今度は突起を指で摘んで引っ張ってきた。

「え…あっ…」

「父さんと母さん、買物じゃなくて旅行中なの。明日の夜まで帰ってこないんだ。タツにいちゃんも明日は休みなんでしょ?だから今夜は、僕と朝まで2人きりだよ」

「い…嫌だ」

ユウセイが冗談でも遊びでもなくて、本気で言っているのだと、タツキもいい加減わかってきた。自分を見下ろして笑うユウセイのことを、初めて怖いと思った。

ただ、ユウセイに対しての恐怖心と同じくらい、彼を弟のように想う身内心もあって。

例えばここで、大声で叫んで喚いて暴れて、力の限りを尽くせばこの状況から逃れることができるかもしれない。
けれど、無駄に残った身内心が、タツキをためらわせるのだった。

「怖がらなくても大丈夫だよ。ちゃんと気持ちよくしてあげるから」

言って、ユウセイは膝立ちのまま後退して、タツキの下半身の位置まで移動した。

ふたたびローションを手にまとわせて、クタリと元気のないタツキの自身をおもむろに握った。
ヌチャリとしたなまぬるい感触に包まれて、タツキはクッと全身を強ばらせる。

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