淫舌な成功報酬 (Page 5)

「さっき、キモチよかった？」

ニコはデスクの上にぽんっと飛び乗ると、井出の顔を覗き込んだ。

「あぁ、気持ちよかったよ」

ふふっ、と嬉しそうにニコが笑う。

それから井出に向かって大きく脚を広げると、妖艶な声でささやいた。

「じゃあもっと、キモチイイこと…しよ？」

「ニコ、お前…」

大胆にM字開脚された体の真ん中に、真っ赤なアナルが口を開けていた。

少し腫れた粘膜が、まるで花びらのように色づいている。

すでにほぐれきった入り口は、物欲しそうにヒクヒクとよだれを垂らしていた。

「ここに、ちょうだい」

ニコは井出の手を取ると、自身の秘壺へ導いた。

井出の指先が、ヌチっと若い粘膜に触れる。

そこはやわらかくしっとりと濡れていて、井出は思わず喉を鳴らした。

「すぐ、はいるよ？」

下唇を舐めながらニコが言った。

「すぐ挿るって言われても…」

井出は自分の股間に目をやった。

果てたばかりのペニスが、早くも勃起し始めている。

「はやく、いれて…」

ニコの淫姿の前に、井出の理性はもろくも崩れ落ちた。

「そんなふうに他の男を一緒にしてくれるなよ…」

井出はそうつぶやくと、ニコのアナルに指を沈めた。

「ぁっ…はぁンっ」

「俺はすぐブチ込んだりしねぇから」

ニコの反応を見ながら、くぷくぷと1本だけ指を推し進める。

ねっとりと絡みつく肉壁はやけるように熱かった。

「痛くねぇか？」

「ぁあっ…キモチイイ…っ」

ニコはうつむくと甘い吐息を漏らした。

指がクチュクチュと動くたび、顔が桜色になっていく。

井出はふっと笑うと、ニコの頬を撫でた。

「優しいのには慣れてないか？」

するとニコは急に顔を背け、みるみる顔を赤くした。

「どんなセックスを教え込まれてきたかしらねぇけど、お前を大事に抱くよ」

井出はニコの唇を撫でると、触れるだけのキスをした。

「…っっ」

その途端、ニコの瞳にじわっと涙があふれた。

「泣くなよ、ニコ。おじさん優しいだろ？」

井出が涙を拭いてやると、

「…おじさんじゃなくて、おにいさん」

と、ニコが声を小さく言った。

「ははっ、ニコは賢いな」

井出は目を細めると、指をもう1本入り口にあてがった。