淫舌な成功報酬 (Page 7)

「なぁ…お前、ずっと俺んとこいるか？」

胸を大きく上下しながら、ニコが驚いたように目を見開いた。

「…いいの？」

「お前がそうしたいなら、構わないさ」

「ぼく、ここにいたい…！」

ニコはそう言うと、ボロボロと泣き始めた。

さっきまでの妖艶な顔が薄らぎ、あどけない泣き顔だった。

「俺もすっかりお前を返す気がなくなった」

井出はニコを抱き起すと、貪るようなキスをした。

「んんっ…んふッ」

舌と舌が官能的に絡み合う。

井出の舌がピアスの周りと撫でるように愛撫した。

「んはぁっ…ン…んっ」

「…舌ピアス、クセになるな」

井出は口を離すと、照れ臭そうに笑った。

ニコが井出の首に腕を回す。

濡れた瞳を井出に向けたまま、少し不安そうにつぶやいた。

「ピアス…だけ？」

「ふふっ…。ピアスだけでこんなになるかよっ」

井出が勢いよく腰を突き上げた。

「あンンッっ！」

「お前が煽ったんだからな…動くぞ」

ニコの体をギュッと抱き締めると、激しいピストンを開始した。

「ああッあああッすごいっあああッ！」

容赦なく舌から肉棒を突き上げる。

ニコの細い腰がブルブルと痙攣した。

「奥がヒクヒクしるぞ。またイキそうなのか？」

「ああっン！ああっキモチイイっ…おかしくなるぅ！」

ニコはビクビクと体を反らすと、白い首筋を震わせた。

「たまんねぇな…」

井出はニコの首に吸い付くと、そこに真っ赤な花を咲かせた。

「ああっイクぅっ…イっちゃうっ！ああああッ！！」

嬌声を上げながらニコが体を硬直させた。

ビクンビクンっと激しくニコの内側が痙攣する。

「ああああイってるっ！ナカでイってるぅぅっ」

井出のペニスを締め上げながら、ニコは長く絶頂していた。

「ああぁっニコ…っ、最高に気持ちいいっ」

井出は本能のままに腰を振ると、さらにニコを突き上げた。

「あああっだめぇっっイってるの…ああああンッッ！！」

ニコのペニスから淫汁が吹き出した。

「俺も出すぞッ、ニコっ…ああっ！！」

井出もニコの最奥に、ありったけの欲望を放った。

「ぁっ…はぁっ…ニコ、大丈夫か？」

「…だいじょうぶ…ナカ、あつい」

結合部分から、井出の精液がどろっと流れ出した。

「すまん…今、抜く」

「まって、ぬかないで…」

ニコは顔を上げると、井出に深いキスをした。

ピアスが口内を淫動し、井出の上顎を撫で上げる。

すっかりクセになったニコの舌に、井出は早くもペニスを硬くした。

「このまま、もういっかい…シテ」

青い瞳が上目遣いに雄を誘う。

「…こりゃ、とんでもねぇ報酬を受け取っちまったかもな」

井出はニコの唇を撫でながら、照れ臭そうにつぶやいた。

Fin.