編集担当との再現セックスが官能小説家に与えた感情 (Page 3)

「可愛いな、キスしただけで勃つなんて」

「っ…言わない、でっ」

「新鮮、恥ずかしがってる愛理」

「ぁっ」

「もっと見せて、恥ずかしがってる姿」

言葉で羞恥を煽るだけでは足らず、城島は僕の衣服をめくり上げた。

そのまま頭を埋められると、硬い部分やその周辺をぬるっとした物体に触られた。

「ひぁっ」

初めての感覚に抑えていた声が漏れてしまった。

片方は舌と唇、もう片方は硬い爪や指の腹に弄ばれる。

「ッ!」

時折チュッと強く吸われてゾワッとして、堪らずブルッと全身を震わせた。

ねっとり乳首を触られたのが初めてだからか。

自分で作って思うのも変な話だが何だか妙な気分だった。

大事に扱われて、でもそれが気恥ずかしくてもどかしくて。

女の子の、愛理の心情が漠然ながら理解できた気がした。

(これなら書けるかもしれない)

「あの、城島さん」

「ねえ、愛理」

心中の気持ちを声に出そうとすると、遮るようなタイミングで彼がそう口にした。

「いえ、もう大丈夫ですから」

だが…

「…次は下、触らせて?」

城島は聞く耳を持たなかった。

「でも、書かないと締め切りが」

「お願い…愛理」

言いながら、彼は胸元から顔を離して僕と視線を合わせた。

見慣れた愛想笑い。

しかし、向けられる視線は確かに熱っぽく、情欲に満たされていた。

僕の体重を預かる局部にチラリと一瞬だけ視線を向けると、そこは小さくいびつに盛り上がっていた。

彼は同性愛者?

それとも両性愛者?

男の僕にも欲情する見境なさに少しだけあきれたが…

「…優しく、して」

求められたのが不覚にも少し嬉しくて、欲情に濡れた視線に抗えなかった。

*****

突き上げるように中で動く複数の指が、固まる肉を解すと同時に出入口を広げようとする。

「うっ、っ…っ」

その度にピリッと皮膚が裂かれるような痛みに短く呻いた。

「痛い?」

「大丈夫っ…続けてっ…廉也っ」

今の僕は作り出した小説のヒロインの愛理で、城島は愛理の彼氏の廉也。

それを思い出して、城島の名を声にしたい気持ちを抑えて返事をした。

痛いのは当然だ。これから使う場所は本来、何かを押し込む場所ではないんだから。

「はぁっ…」

痛みと異物感と共に大きくなる不安を紛らしたくて、ベッドのシーツを皺になるまでギュッと握った。

「ゴメン、痛いね。でももう少しだけ、我慢して」

自信のなさそうな声でそう口にする城島の眉尻は力なく下がっていて、心底申し訳なさそうだった。

さっきのは本当に廉也の視線や言動だろうか?

そう思ってしまうくらいに、城島の演技は本格的だった。

「ひぃ…うぁっ」

上下に指が動いて肉壁に擦れる度、キュウッと強く締め付けているのを何となく自覚した。

想像しているような快楽ではないが、直後より痛みは和らいで不思議な感覚だった。

「ちょっと動かすよ」

筋肉が弛緩したのを察したのか、城島は埋め込んでいる指を動かした。

締め付けから逃れるようにトントンと、爪や指の腹で奥を弱い力でノックする。

かと思えば、ゆっくり退いてギリギリまで指を抜き出したり。

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