狂い咲くのは僕のストーカー (Page 3)
リップ音をたてながら触れるだけのキスをする矢代に、僕の目じりからは涙がこぼれた。
あれ以来、誰かとつながることが怖くなっていたのに、矢代に触れられる部分は温かくて幸せな気持ちになる。
オフィスの…、しかもデスクの上っていうムードのない空間。
「好き、好きだ。好きです、先輩」
ちゅっちゅっ…と首筋にキスをする矢代。
さすがはストーカー。
うるさい言葉としつこいキスを僕の意思とは関係なく与えてくる。
だけど矢代がささやく愛の言葉は僕の胸を熱くさせた。
大人が深夜のオフィスで犯されてんのにストーカーの言葉に感動して涙を流す。
「ははっ…もう最悪だ」
「先輩?」
矢代の首に手を回し、自分から彼の唇へとキスをする。
触れ合うだけ…なんて可愛いものじゃない。
貪るように、彼の口内に舌を割り込み食らいつくように舌を食む。
「んんっ、ん…あむっ」
矢代もまた俺の身体を片腕で抱き寄せ、首筋を指でさすった。
*****
長いことキスをしたあと、矢代はきつそうなベルトの下からたかぶるソレを出した。
「先輩、入れるよ」
腰が持ち上げられ、俺の中に矢代にペニスが挿入される。
十分にほぐれるほど慣らされたため、簡単に彼を中に受け入れた。
「んんっ…ん…ぁ」
久しぶりで圧迫される。
だけど矢代は丁寧だった。
それはもどかしいくらいに…。
「やし、ろ…」
「ん? 痛い?」
「…痛くは、ないけど…」
そう言うと矢代はクスッと笑って僕の胸元に指を滑らせた。
尖る乳首に触れる矢代の指はクニクニと先端を指先で揉む。
強く摘ままれると思いきや、優しくこするだけで、変な快楽を与え続けた。
本当はもっと強く、激しくしてほしい。
けどそんなこと言えるわけがなくて…。
「んん…んーっ」
「先輩は胸を触られるのは好きですか?」
「好きじゃ、な…んうぅ」
「ふーん? じゃあここでも感じられるように教えてあげますね」
「へ、あっ…んっ」
乳首を摘まんだまま、ふぅーっと息を吹きかけられて腰が震える。
「ああっ、んあっ」
そのせいで中に入ってるペニスがお腹の内側にコンッとノックをした。
それから快楽を求めるように自然と腰を振り、中のイイトコロに当てようと痴態をさらす。
「はぁ、あっ、あ、んん」
けど胸は優しく摘ままれたままそれ以上の快楽は与えられない。
中のペニスも自分の動きだけじゃ気持ちいいところに当てることができない。
それでも理性を崩しかけ、快楽に堕ちかけている僕の身体は動きを止めることはできなかった。
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