美味しいものは、後に取っておいて (Page 4)

*****

「…ね、しよ?」

彼に誘われてベッドへと向かう。
共に暮らしてから、もう何度もこのベッドではえっちしていた。

志島は彼の服を脱がしながら、つい3日前につけたあちこちのキスマークが消えかかっているのを見て、上からなぞっていく。

そうして、そんな刺激でも彼の体は小さく震えて感じているようで。
待ちきれないのか、腰を動かして硬くなったものを志島に押し付けてくる白雪。

志島はそんな彼の下着へと手を入れ、硬いそれをゆっくりと扱いてやる。

「っあ…んふぅ…っ、んぁ…イ、く」

彼の性器の弱いくびれの部分をなぞって、仰け反った首に吸い付いて痕をつける。
気付けば彼は、そのまま志島の手の中へ達していた。

「早いな」
「っ、だって、あんなの我慢できない…」

恥ずかしそうに白雪が顔を赤らめて、それを隠すように、今度は彼が志島の脚の間へと向かう。

「これ、舐めていいですか?」
そう言っているころには、すでに白雪が志島の下着を下ろしていて。
ずっしりと重みを持ったものを、彼は頑張ってその小さな口に含んでいく。

それほど上手いわけではないが、ただ必死に彼が頑張っている姿は志島にとっても魅力的だった。

「…っ、白雪、離せ。後ろ入れてやるから」
そう告げれは名残惜しそうにしながらも、彼はそこから口を離して。

自分からベッドに寝転がった白雪。
志島はそんな彼の後ろに手を伸ばした。

先に準備していたのか彼の中は柔らかく、既にジェルが挿れられていたようで、志島の指に絡みつくそこ。
白雪も待ちきれないのか、志島の体に触れて、腰を揺らしながらねだる。

「ね、早く。ここに、早く入れて…っ!」
「あぁ、待ってろ」
ベッドサイドから出したゴムを付けて、彼のそこへとゆっくり入れていく。

最初よりはずっと柔らかくなったそこ。
志島のものも、無理なく飲み込んでいくのだ。

「っ、志島さ…ん、ぁあ、っ…あんっ」
ごりごりと彼の気持ちいい場所を刺激してやりながら、何度もイッて苦しくないよう彼の性器の根本を押さえる。

「やだぁ、苦し…っ」
「お前いっつも最後バテるだろ。この方が楽だから、出さずに行くの覚えろ」
「っぇえ、無理だよ」
「大丈夫だ、気持ちよくしてやる」

彼の好きなところをなぞってやり、すぐにイキそうになって痙攣しだす彼の中。
志島は彼の好きな1番奥を刺激してやりながら、胸の突起に吸い付く。

「ん、っふ、ぁっ…んあ、っあ、く…」
すると、彼の押さえつけた性器が苦しそうに何度も震えて。
そうして先端からは、堪えきれずだらだらと溢れ出してくるもの。

すっかり出さないままだが、彼は無事イケたようで。
志島が彼の性器から手を離してやると、そこは小さく震えながらも、硬度を保っていた。

「…ね、もっと」
そうして熱をはらみながら志島を眺めてくる彼に、志島は静かに微笑んで、またゆっくりと中に挿れてやる。

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