男娼街で味わった60分の官能 (Page 3)

しかし相手が響だからか。
あるいは処女という色眼鏡のせいか。
その姿も妖しく淫らで、オレの情欲を揺さぶった。
（入れたい、早くめちゃくちゃに犯してやりたい）
そんな衝動に駆られたオレは、ローションを垂らして片掌に満遍なく広げる。
そして未だ動き続ける、入口に指先を擦り付けた。
周辺のシワを辿るように触る。
「ひっ…っ」
すると響は短く引きつった声を上げ、乳首を触った時以上に素直な反応を見せた。
その従順さが新鮮で、シワを擦る指先をくぼみに埋めた。
「いっ…！」
維持していた体勢が少し崩れたと同時に、響の短い呻き声が漏れる。
初めて異物を受け入れるそこは、やっぱり固くて指先をキツく締め付けた。
指先は抜かないままローションのボトルを手に取り、尻肉の割れ目をめがけて垂れ流す。
「ひぃっ、あっ…」
ローションの温度差に上がる悲鳴に構わず、締め付けに逆らって指を進めた。
ローションの冷たさも助長してか、指で感じる内壁はかなり熱かった。
（これからここに入るんだ、しかもオレが初めて）
うだる熱さと強烈な締め付けが、この上ない高揚や期待を抱かせる。
円を描くように動かしたり。
収縮のタイミングに合わせ、ノックするよう上下に動かしたり。
入り込んだローションの音を立てながら、全体で肉壁を刺激した。
「っ…ふっ」
指1本分の質量に慣れてきたのか、漏れる吐息ともに締め付けが緩くなってきた。
締め付けが弱まったタイミングで残る滑りの助けを借り、僅かな隙間から2本目の指も侵入させていく。
「あっ…いぁっ」
爪先。
指の腹。
第1関節から第3関節。
1本目と同じように収縮の具合やタイミングを見ながら、ゆっくりと指を奥に進めて口を広げていった。
「うっ、はぁっ」
苦悩交じりの喘ぎに合わせて、響の肉壁が2本の指をキュッと強く締め付けて絡んでくる。
締め付けられながらも指を曲げたり伸ばしたりして、手前から奥まで至る部分を突いて軽い衝撃を与えた。
そんな感じで中の様子や反応を探るように、バラバラな動きをくり返して続けていた時だった。
「うぁっ…！」
奥の硬い部分に指先が当たった瞬間、響が甲高い声を上げながらビクンと大きく体を跳ねさせた。
（ここか…）
体幹が崩れて声が抑えられない程の乱れ姿をもっと見たくて、正確な位置を認識したくて同じ部分を突く。
「ひっ、あっ…あぁっ！」
「触られたことあるの、ココ」
「あっ、ないっ…初めてっ、触られるっ…！」
「初めてなのに、そんなにいいんだな」
反応をからかわれたのが恥ずかしかったのか、初体験の快楽に心身が高ぶったのか。
白かった肌が、一気に薄い桜色に染まった。
締め付けが緩んで指2本分の質量にも馴染んだところで、もう1本の指も加える。
1本目の挿入時と比べて内壁は柔軟性を持っていて、3本目はねじ込む勢いだったが意外とすんなり受け入れた。
3本目を受け入れた瞬間、待ってましたと言わんばかりにまた中がキツく絡んだ。
そして、受け入れた異物の形や質量を覚えるように不規則な収縮がくり返される。