女性用の下着を試着した姿を恋人に見られた男の末路 (Page 3)
「本当に見ないでくださいっ…こんな気持ち悪いかっこう」
「でも自分で履きたくて買ったんでしょ?」
「だからそういうわけじゃっ」
「理由は後で聞こうかな…何か月もお預けくらって、もう限界だし」
その言葉の後、大夜さんの唇で甘く呼吸を奪われた。
いつの間にか誘導された掌に触れる肉の塊は、もう体温と硬度を濃密に含んでいた。
*****
「ふっ…あっ…」
パンティを身に着けたまま後ろから、大夜さんに中心部の肉を握り込まれると声を上げずにはいられなかった。
性的な刺激を得続ければ彼の手中で膨張し、あっという間に小さな布の中には収まらなくなる。
恥ずかしい上に窮屈で、早く脱いでしまいたい。
女性用の下着から玉や鈴口が少し見える様子は直視も凝視もできる光景ではなく、そこから思わず目を反らした。
「自分で買って自分で履いたくせに、何を恥ずかしがっちゃってるの?」
「だから僕はそんな趣味じゃっ…うあっ…」
竿の付け根と玉を弄られ、溶けそうな刺激に否定の言葉が意味のない嬌声に変わる。
「じゃあどうして、いきなりこんなの買ったの?」
「そっ、それはっ…」
「ん?」
笑みを向けられ答えを催促され、羞恥で顔がカッと熱くなるのが自分でもわかる。
「それはっ…」
恥ずかしさと自尊心が邪魔して言葉が出せなかった。
パンティのサラッとした布地が擦れる音だけが、はっきりと僕の耳に届く。
「まあ、どんな理由でもいいけど…」
「だったらもう、脱いでもいいですか…?」
「えー、それは聞けないな…楽しいし興奮するし」
「ひぁっ…んっ」
顔だけ後ろに向かされ、再び唇を重ねられた。
しかし今度はそれだけでなく、スルリと舌を侵入させられた。
「んっ、ふっ…んんっ」
口内を器用な舌遣いで荒らされ。
パンティに入り込んだままの手は、竿の境目や先端部を指の腹で撫でたり皮膚を上下に擦られたりして。
上でも下でも官能的な刺激を受け続ける心身は、大夜さんの与える快楽のトリコだった。
脳内が。
全身が。
特に彼の手中にある局部の肉が、沸騰でもしたように熱くて仕方ない。
理性も羞恥も、何もかもが溶けて消えていくような感じだ。
「んっ…んんっ!」
(このまま触られ続けたら、もうっ…)
久しぶりの精の解放。
それを予感して、閉じている上下のまぶたと下腹部に力を入れた時だった。
急に中心部の摩擦熱が引いて、吐精感もピタリと止んでしまった。
不意に、そして無理に熱を押し込められたからだろう。
吐き出したい衝動は収まっても、不完全燃焼感や握られた余韻は残った。
「どうしてっ…」
中心部をウズウズさせながら、唇の解放と同時に反射的に聞いてしまった。
「だって汚すのもったいないよ、こんなセクシーな下着」
軽い口調や声調に似合わない、うっとりした表情をぼんやり眺めているとそのまま後ろを向かされた。
そして、腰だけを高く上げた体勢にされる。
「もう少し堪能させてよ、秀のTバック姿」
Tシャツを腰の上までめくられると、下半身をひやりと冷たい空気が撫でた。
しかしその直後、割れ目の周囲を熱くて硬い物体が這った。
温度差やそれの正体を理解しての期待感に、全身が無意識にブルッと震える。
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