Happiness birthday (Page 2)
「そんなこと本気で思ってたの?」
「うん」
「…バカだな。これ」
キレイにラッピングされた小さな小箱を渡された。
「何?これ」
「帰りに渡そうと思ったんだけどお前がそんなこと言うから今渡す」
恥ずかしそうにうつむきながら宏太は俺の反応を待っている。
ラッピングを外し、小箱を開けると中からキレイなシルバーリングが出てきた。
「えっ?!宏太、これ…」
「誕生日」
「あ…。覚えてたの?」
「ったりめーだろ。それ買いたくてずっとバイトしてて会えなかった」
「宏太…!!ありがとう!!」
俺は嬉しくて思わず宏太に抱きついた。
「うわっ!ビックリしたなぁ!」
「えへへー!ねぇ宏太、ハメて?」
「…うん」
照れ笑いをしながらハメてもらった指輪は俺の宝物。
「ありがとう!めっちゃ気に入った!」
「よかった。っつーか俺、もう我慢できないから車乗れよ」
俺は助手席に乗り込み、宏太は無言でひたすらに車を走らせた。
しばらくして停まった先はラブホテルの駐車場だった。
手際よくチェックインを済ませた宏太は俺の手を引き部屋に連れ込む。
「ちょっ!宏太?!」
「お前が可愛いこと言うからいけないんだからな!」
俺をベッドに放り投げ、俺の上に馬乗りになる宏太。
「宏太…んーッ!」
強引にキスをされ、舌を入れられた。
俺は苦しくて宏太の首に腕を回して背中を叩く。
「准…。すげー好き」
そういうと宏太はまた俺に貪るようなキスを何度も何度しながら、俺の着ていた服を脱がしはじめた。
「ちょ!宏太!こんなの嫌だ!!」
キスの嵐の隙で俺は宏太に訴えた。
「え…?嫌…?」
宏太は俺の上で固まった。
「うん。こうやって強引じゃなくて、俺はちゃんと宏太に愛されたい」
「あ…そっか。ごめん。俺、准が可愛いこと言うからつい…」
「…わかってくれたらいいよ。ねぇ、続きシよ?」
「あぁ。今度は優しくする」
宏太はそう言って、横になっている俺を抱えるようにして起こしてくれて頭をなでてくれた。
「准…好きだよ」
「俺も。宏太のこと大好き!」
今度は優しく、穏やかで濃厚なキスをしてくれた。
見つめ合って何度も笑い合いながらたくさんのキスを交わした。
優しく寝かせてくれた宏太は俺の乳首を優しく撫で始めた。
「ンンッ…宏…太」
「ふふっ。乳首勃ってる」
「んやっ…言わないで…!」
「いっぱい言っちゃお」
そう言ってイタズラに笑う宏太。
「…あ」
急にピタリと止まった宏太。
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