誘惑、のち、愛しさ、ところにより快楽 (Page 4)

「ん、」

と声を漏らして、彼はごくりと喉を鳴らした。

嬉しそうにオレの精液を嚥下(えんげ)する彼を見て、心臓が大きく跳ねた。

オレの中心がそっと、再びゆるく熱を持つ。

慌てて、オレは言った。

「あの、牧野さん、すみません、オレ…」
「んん、はぁ…、沢田さんの、おいし…」

とろん、と嬉しそうに笑うその顔に、オレはたまらなくなって…。

気が付いたら、彼を押し倒していた。

「わっ」

グレーのシーツに、彼の淡い色の髪がパサリと散らばる。

薄い唇を俺の精液で魅惑的に光らせながら、彼は恥ずかしそうに、言った。

「…沢田さん、よかったら、あの、ここ、使ってください」

彼はオレの方へ向かって、しなやかな足を控えめに開いた。

使ったことがないんじゃないかというくらい美しい彼の性器が起ちあがっている。

そしてその下の、薄い桃色の窄まりを、彼は自分の指でそっと広げた。

「準備、してあるんです。だめ、ですか?」

コトリと首をかしげて、彼が不安そうに瞳を潤ませながらオレをを見る。

こちらに向けて広げられた小さな穴は、確かにすでに柔らかそうで、なにかが塗りこんであるのか、粘液で内側から濡れそぼっていた。

「あ、あの」

なけなしの理性を動員して、オレは言った。

「それ、は、」

すると彼は、小さく、しかしまるで叫ぶように切ない声色で、言った。

「っもう、がまんできないんですっ。…ごめんなさい、気持ちよくするって言ったの、俺なのに、俺も、沢田さんで、気持ちよくなりたくなっちゃった…あの、だめ、ですかっ? おねがい、ここに、入れて、ぐちゃぐちゃに、かき回してほしいの…っ、あっ!!」

ずぷ…っ。

あまりにカワイイおねだりに、オレは最後まで聞けずに、ヒクつく穴に腰を押し付けていた。

オレの先っぽをちょんと当てると、彼の穴はふわりと広がって、まるで吸い込むようにペニスを飲みこんでいく。

こんな感覚初めてで、オレは「ぅあ、」と小さく声を漏らした。

ずぶずぶと腰が進んでいく。

内側を押し広げていく感覚が気持ちよすぎて、もっと奥に、もっと奥に、と、彼の尻たぶに腰が当たってもオレは腰を押し付け続けた。

「ぁあっ!」

彼が声を上げる。

「ぁっ、さわださんっ、おく、すごぃ……っ!」

ぐりぐりと、彼もまた尻をオレに押し付けてきて、二人でもっともっとと穴と棒を押し込め合った。

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