幼馴染と官能バスタイム (Page 5)
お腹を執拗に撫でられて、その内部に飲み込んだ誠二の輪郭がはっきりする。
「うんっ。僕のナカ、誠二でいっぱいだよぉっ」
「ああ、幸人…」
うっとりと呟いてから、誠二が腰を突き上げた。
「あっ、んっっ」
パシャパシャと水音をバスルームに響かせながら、僕は身体をのけぞらせた。
全身がお湯に沈むたびに最奥を突かれて、未知の感触に頭がクラクラする。
「あッ、ダメっ、僕、もうっ、あぁッ!」
「幸人っ!ここがイイのか?」
誠二が腰を打ち付ける角度を変えた。
「んんッ、あ、そんなに、しないでぇッ!!」
肉壁のある一点をペニスで強く擦られると、快感で目の奥がチカチカと白く光る。
「んっ、あっ、ん、誠二…!」
僕は声を詰まらせながら涙を流した。
「はぁ、はっ、幸人っ、俺、も、イク…」
誠二が切なげな声を出した。
そのまま、僕の腰を押さえ付けて抽挿の速度を上げていく。
「ひゃっ、あんッ!僕、変に、なっちゃうッ!やぁんっ、誠二ぃっ!あッ、あぁぁーーッッ!!」
身体の奥から込み上げるものを感じ、僕は再度、白濁を散らした。
僕の内部で誠二のペニスがビクビクと跳ねたかと思うと、お湯よりも熱い精液が体内を満たしていった。
*****
浴槽の縁に腰掛けて、僕たちは海に沈みゆく夕日を眺めた。
「本当は、夜景の見えるバーにでも行って告白するつもりだったんだ。それなのに、幸人が一緒に風呂に入ろうなんて言うから…」
僕を腕に閉じ込めたまま、誠二が決まり悪そうに言う。
「う、だって、誠二がそんなこと考えてるだなんて、知らなかったんだもん!」
恥ずかしい思いで言い返すと、誠二はふっと表情を和らげた。
「でも、俺と付き合ってくれて、とても嬉しい。明日からは、恋人として旅行ができるな」
「うん…たくさん思い出を作ろう」
暮れなずむ空には、早くもたくさんの星たちが瞬いている。
美しい景色に祝福されながら、僕たちは甘い口付けを交わした。
Fin.
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