今時の淫魔の事情 (Page 4)
「おい、そんなにうまいか」
「ふぁっ、はぁん、すごいっおいしぃ」
「じゃあ、こっちにも食べさせてやらなくちゃな」
夢中でしゃぶりついていたライトをころりと退かすと、正面から覆いかぶさり、先端でライトのすぼまりをとらえた。それでもなかなか待ちわびた衝撃は訪れなかった。
「…は、はやくっいれてぇ」
「もっとちゃんとおねだり、してみろよ」
「や、そんなっ早く、お願いっ」
先端だけを挿入し、浅く出し入れを繰り返すだけで男は腰を進めて来ない。
「できるだろ?いってみろよ」
「…もっとおくっ、まで、いれてっ!いっぱいちょうだいっ、もっはやく、もうがまん、できないっ」
「まぁ、今回はそれでいっか。ほらいくぞ?つかまってろ」
「はぅんっ、あっ、くっぅん、はぁあっいぃっあっ」
勢いよく奥まで差し込まれ、激しい抽送がはじまった。首に手を回すよう促されていなければ、ソファから落っこちていただろう。男が深くうがつ度に体の芯に熱が生まれ膨れ上がっていく。身体の中に溜まった熱は出口を求めて渦巻き、指先まで性感帯になったように体中が快楽を拾い集めた。
「すっげぇ、からみついてくるっ、ほんとこっちが喰われそうだ」
男は首元に顔を埋め、強くかじりついた。
「ひいっ、あっ、びりびり、するっあぅっはあぁんっ!」
引きつれるような痛みが走り、それすら強い快感となって電撃のような衝撃と共にライトは射精した。出血したのか、精液だけでなくほのかに鉄の匂いがする。男は角度を変え、より深くライトに体を密着させ、首元をべろりと舐めた。
「ヴァンパイア連中の、気持ちがわかる気がするわ…」
男はライトの体中に強く噛みつき、流れ出た血を舐める行為を繰り返した。噛みつかれる度、ライトは体を震わせて快感を甘受し幾度となく果てた。男もライトの締めつけに硬く反り返ったペニスをさらに大きくさせて、さらに奥へと精を放つ。
「も、いっぱいっ、はっ、おねがいっ、ひぃっんもう、やめ、てっ」
赤く跡の残るほどの強さで、体中に噛みつかれても全く痛みなど感じないが、たっぷりと体内で放たれた精液はもう限界だった。ライトはもうずっと、勃ちっぱなしのイきっぱなしで、もう出すものも何もなくなっていたが、男の精気は衰える気配はなく、まだライトの中でドクドクと脈打っている。
「なんだよ、俺はまだいけるよ?腹一杯喰えよ」
「もぅぅむりぃっ、いゃぁんっあぁぁっん!!」
男の無尽蔵な体力は、媚薬に高められたライトの体をむさぼり続け、しまいには気絶して意識のないライトの体も犯し続けたのだった。
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