恋の終わりは陽だまりの匂い (Page 4)

「せんせ、」
「…んっ」

彼の性急な唇に口をふさがれて、僕の思考はぶつりと途切れた。

余裕のない様子に煽られて、僕もそっと口を開けて彼を迎える。

あたたかい舌が、ためらいがちに差し込まれて優しく僕の歯列をなぞった。

二人とも酔っているからか、混じり合う呼吸がとても熱くて頭がくらくらする。

「っん、んん、ぁ…」

口内を激しくまさぐられて、鼻にかかった声が出た。

すると彼はより一層唇の重なりを深くして僕を求めてくる。

彼の手が、僕のシャツをズボンから引き抜いて肌着の下へ差し込まれた。

するすると胸のあたりを撫でられて、僕は体を跳ねさせてしまう。

「っん、ぁ…っ」
「は、せんせ、脱がせていい?」

小さく頷いて、僕は言った。

「きみも、脱いで」
「うん…」

興奮でおぼつかない手で、お互いの服を脱がせ合う。

最後に下着を引き抜きながら、彼は再び僕の口を強く塞いだ。

「ん、んっ」

彼の指が、あらわになった僕の胸のふくらみをそっとつぶして刺激する。

なれない感覚に、僕は体をくねらせて耐えた。

「んぁ、あ…っ」
「せんせ、きもちい顔してる」
「ぁ、はずかしい、」
「もっと見せて」
「ぁ…っ」

彼の手が下へ移動して、僕の後ろの蕾を優しく叩いた。

「センセ、ここ、使ったことある?」

僕が黙ると、彼はチュッと小さく頬にキスを落として言う。

「怖かったら、やらない」

手を引こうとするので、僕は慌てて言った。

「まって、怖く、ない。大丈夫」
「でも、痛いかもしれないよ」
「大丈夫だから」

すると彼は少し迷ってから、「わかった」と言って、ヘッドボードに置かれているボトルに手を伸ばした。

とろりとした液体を手のひらに落として、彼は僕の脚をそっと割った。

現れた後穴に、濡れた指を優しく当てる。

僕のソコは存外簡単に、彼を中に受け入れた。

「っ、あ」
「せんせ、痛くない?」
「痛くない、ぁ」
「すごい、どんどん入ってく」

彼がポツリと呟く声が聞こえた。

僕は短い息をして、彼の首をぐいっと引き寄せた。

「ぁ、いたくない、から…、きみの、いれて」

…今日は、最後の授業だった。

きっと僕たちは、もう会うことはないだろう。

酔った勢いで体を繋げた二人が、一度限りの関係となるものだとしても。

なにもせずにサヨナラするよりいいかもしれない。

どうせもう会わないんだ。

それなら最後に、

「きもちよく、して」

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