画面越しの彼よりも
ゲイ向けのサイトで出会ったシマと、ビデオチャットで自慰をし合う春樹。彼に惹かれていた春樹だが、本気になって傷つくのが怖くて、彼とは直接会うことができずにいる。そんなとき、駅でぶつかった男。聞き覚えがある声に、彼がシマだと気付いて…。
「もっと脚開いて。えっちなとこ見せて」
ゲイ向けのコミュニティサイトで見つけた、凄く声がいい男。
知っているのは彼のシマという名前と、引き締まった体で。
春樹はそんなシマと、週に2、3回ほど、自慰目的でビデオチャットをしていた。
ビデオに映すのは、互いに首から下だけ。
春樹は今日も、彼に望まれるまま、服を脱いで脚を広げる。
「…っ、ん…あっ、ふ…」
堪えきれない声が漏れる春樹。パソコンの前に座り、椅子の手すり部分に両脚を乗せて開いた格好で。
春樹は後ろに入れているバイブをゆっくり出し入れする。
「そこよりも奥まで入れて。…そう、気持ちいいとこに自分で当てないと」
「…ん、あぁ…っ…」
彼の指示通りに、バイブを動かす春樹。
バイブについている突起を自分の中の気持ちいいとこに当てるようにして、イキそうになるのを堪えながら、最後まで押し込んだ。
「ほら、スイッチも」
「…っ、はぁ…あ、ぁあ…ぅ…」
そうして、彼の指示でスイッチを入れる。
バイブは弱く振動しながら、中に円を書くようにして回る。それが気持ちいいところに擦れるたび、春樹は声を漏らした。
「っぅ…く、…も、むり…」
しかし、いつだって射精は彼の指示があってからで、春樹は太ももを痙攣させながら、彼に声をかける。
「えー早すぎじゃない?最近、忙しいからって連絡くれなかったんだからさ、今日くらいはもっと頑張ってよ」
そう彼に告げられる春樹。
一方で、彼もまた、ずっしりしたものを見せつけるようにして、下着をずらして自分のものを扱き出した。
「…っ、無理、も…。シマっ…シマぁ…」
春樹はすっかり耐えきれなくなって、涙目になりながら彼の名を呼ぶ。
すると、まだ柔らかかった彼のものが一気に膨れ上がったのが見えた。
「本当煽るの上手いよね。いいよ、上手にイッてごらん?」
「あ、ぁ…ん、い…っく…あぁ、は…」
そう彼に優しく声をかけられ、体全体を痙攣させるようにして達する春樹。
椅子の上で身体を弓なりにしながら、自分の腹に目掛けて射精する。
最近のコメント